《健康な身体づくりの4つの基本 〜食事その3〜》


こんにちは。

鍼灸&柔整師 松本」です。

今回は、「健康に良い食事とは?」についてお伝えしたいと思います。

 

◉ 私たちはなぜ、食べるのでしょうか?
それは、食べないと生きていけないから。それだけなのでしょうか?

食事には、次の3つの目的があります。

① からだを作るのに必要な材料を補給するため

② からだを動かすのに必要なエネルギー源を補給するため

③ 人として嗜好や楽しみとして

また食事とは、私たちが健康で幸せな生活を送り、生きていくためには欠かせない生活習慣です。

ところが、日本人の食生活が、和食中心の食事から、大きく多様化し、動物性タンパク質や脂質が増加したことから、がんや心疾患、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病になってしまうケースが増えてきたのです。

そこで厚生労働省が2000年に「健康日本21」という健康寿命の延伸を目的とした運動を開始、その中でも生活習慣病の原因である食生活、栄養について具体的な数値目標を設定しました。

それに伴い、多くの健康研究家が、健康な食事内容を提案しています。

食材に着目しているもの、カロリーなどエネルギーに着目しているもの、生活リズムに着目しているものなど、多種多様です。

◉ では完璧な食事とは?
私は鍼灸師柔道整復師という立場から、多くの患者様の健康に携わってきました。

その中でも、健康に良い食事について、多くの患者様から質問を受けてきました。

ではどのような食事が健康に良いのか?完璧な食事とはどのようなものなのか?

結論から言えば、誰にとっても完璧な食事は存在しない。

人は千差万別で、それぞれに違う。例えば、アレルギーの有無、食材の好き嫌いなどで、食べられるものが異なる。

また、地域や文化によって食事状況は異なる。だから、万民の求める完璧な食事などというものはないのです。

私には幸いにも食物アレルギーはないのですが、好き嫌いはあります。
例えば、いくら健康に良いと言われても、茄子は食べれない。キノコ類も・・・。

その他にも食材、調理法など、好き嫌いは人によって違う。

極端にいうと、趣味趣向、生活習慣、体質、思想などの違いによって食べることが出来ない人もいる。

しかし、とりわけ私たち人間にとって、健康的な生活を送るために必要な栄養素は基本的にはほぼ同じである。

個々の年代や性別、体格、健康状態によって必要なエネルギー量は異なるが、それでも、どんな人間にとっても必要な栄養というものはある。

では、完璧な食事はないとしても、健康なからだを作る食事とは?

◉ バランスのとれた食事
健康なからだを作るには栄養バランスのとれた食事が必要です。

ではバランスの良い食事とは、どのようなものなのでしょうか?

◉ 5大栄養素
栄養素には、糖質・脂質・タンパク質の3大栄養素に、ビタミン・ミネラルを加えた5大栄養素と呼ばれる栄養素があります。

これらの栄養素は、基本的には「体を動かすエネルギーとなるもの」「体を作るもの」「体の調子を整えるもの」の3つに分けられます。

▼栄養バランスのとれた食事とは、

主食:ご飯などの穀類

主菜:肉・魚・卵・大豆などのタンパク質

副菜:野菜・キノコ・海藻など

汁物

果物

▼栄養バランスは細かく覚える必要はありません。何を食べすぎていて、何が足りないかを少しでも意識することが大切です。

つまり、肉も魚も野菜も穀物もバランスよく摂取するのが一番良い。

しかし上記の理由でどうしても食べれない食材があって、不足してしまう栄養素などは、サプリメントなどで補うのもありだと思います。

これはあくまでも持論ですが、いくら健康に良い食事だからといって、嫌いなものを無理して食べたり、食事のために生活リズムが狂ったりすることはかえって健康に悪いと思います。

私にとって食事とは、日頃頑張ったご褒美でもあるのです。

仕事などで忙しくて食事をとる時間がなかったり、外食続きで栄養バランスが悪い時などには、サプリメントで補給しています。

また栄養バランスは、短期的にみるよりも、長期的にみた方が良いと思われます。

今回はここまで。

「西洋医学東洋医学のいいとこ取りしちゃえ!鍼灸&柔整師松本」がお伝え致しました。