口臭、気になりますか?

口臭には、生理的口臭と病的口臭の二種類があります。
生理的口臭とは緊張時、疲労時、ホルモン変化、食品やアルコールの摂取などが原因の一時的なもの。病的口臭とは疾患を原因とし、特に口臭の原因として多い歯周病は日本人の8割がかかっているとされます。日常での対策をご紹介します。

食後すぐに歯磨きをしない方がよい
歯についた歯垢プラーク)は、歯の表面につく白くやわらかいもので口の中の食べカスをエサとして増殖した細菌の塊です。歯垢は約2日間で歯石に変わり歯石になると、歯磨きでは落とすのが難しくなります。歯石や歯垢により歯周病は起こります。
食後すぐは、口腔内は酸性に傾いているため歯磨き粉で歯を磨くと歯のエナメル質を削り、粘膜をいためてしまいます。食後は口をすすぎ、歯間ブラシなどで口腔内に残る食べカスを取り除きましょう。歯垢の原因となる細菌が最も口腔内で増えるのは、唾液が減少する睡眠中。就寝前と起床時すぐの歯磨きを忘れずにしましょう。

唾液を増やすと口臭予防に
唾液は、口中の食べカスや病原微生物などを24時間洗い流しています。唾液には殺菌作用、歯や粘膜のコーティング作用、歯のエナメル質を修復する再石灰化作用も。固いものを食べて噛む回数を増やす、よくしゃべることは、唾液を増やすことにつながります。
口臭予防には、臭いをおさえるカテキンを豊富に含む緑茶を食後に飲むのもおすすめです。梅干しはコレラ菌にきくほどの強い殺菌作用と菌の増殖を持続的におさえる静菌効果があるとされ、口臭予防に効果的です。

参考:「日本人はなぜ臭いと言われるのか」株式会社光文社、「気になる口臭・体臭・加齢臭」株式会社旬報社、「なぜ一流の男は、匂いまでマネジメントするのか?」株式会社かんき出版

https://modere-customer.net/toothpaste/4020130/s/ePtdB6d/