サプリメントは癌に効くのか?〜大切な人を嘘の情報で失わないために〜

皆さまこんにちは!薬剤師の垣内です。

本日はサプリメント、健康食品が癌に効くのか?という話を皆さんでもネットで検索できるレベルで検証して行きたいと思います。

結論から言うとNOです!てかサプリメントが癌に効くなどあり得ないし、そのような事を言っている人は、それがどこかの販売員やMLMディストリビューターであれば、これは薬機法違反で立派な犯罪です。

ネットワークビジネスを主としたディストリビュターなどの販売員が、まるで本当か、専門家のように自社の扱う製品で癌が治るなどと言うのを良く聞き心を痛めてるのです。

この様な嘘の情報が多くの人を惑わせ、時には治る確率の高かった症状でも、治療を遅らせて取り返しのつかない事になるケースもあります。有名な事例としましては、歌舞伎役者の海老蔵さんの奥さんであった小林麻央さんが初期の乳癌で本来助かる可能性が高かったのに、実際は民間療法に傾倒し、治療が遅れて亡くなってしまった件です。

彼女は初期の段階で名医の所で診てもらっていたのです。しかし、彼女はそこで手術などの治療をする事なく、民間療法にて間違った方向に行き、気付いた所で手遅れだったのです。

この件はメディアでも大きく取り上げられて医師の過失があったかの様な報道がありましたが、僕はそうは思いません。専門家でもないのに、専門家ずらした人間が間違った情報によって判断を誤らしたのだと確信しています。

良くデトックスファスティングと言われる要は断食を行い、その時に酵素ジュースや腸環境を良くするサプリなどを薦める輩などっもいますが言語道断です。これは全く専門知識のない方がやる非常に危険な行為です。

がん細胞は基本的に栄養を食います。つまり栄養が不足しているにも関わらず断食の様なことをするのはいかに危険な事なのか多くの方が知らないのです。

専門家もいない中で(ファスティングアドバイザーや健康食品に関する資格は全て民間資格で何の専門性もありません)断食などをやると、もしその被験者が癌などの重篤な病気を持っていた場合は間違いなく悪化します。時には命に影響があるでしょう。特に癌などで栄養が食われている状態で、栄養不足になるわけです。サプリメントで栄養を補給するなどと言う人もいますが、その栄養の吸収レベルはいかがなものでしょう?その証拠はありますか?臨床データはありますか?絶対にありません。専門家であればその様な事を勧める事も絶対ないと言い切れます。栄養がない時に断食などすると、過度の栄養不足に陥り、自身の免疫力を下げる事に繋がります。

免疫力を下げるのです。するとどうなりますか?癌の暴走が始まりませんか?こんな恐ろしい事はありません。多くの民間療法は何の科学的根拠が無いばかりか、嘘で非常な危険な行為なのです。

サプリメントや健康食品が癌を治す事は絶対にありません。皆さん、そんな薬機法違反の詐欺師の勧誘に気を付けてくださいね!

さあここで国の機関である国立がん研究センターが発信する一般向けサイトの情報から「癌の発生要因」について抜粋して検証して行きたいと思います。

国立がん研究センター「がんの発生要因」https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/factor.html

今やがん研究も進み多くの薬剤や治療法も開発されて、もはや癌は不治の病いでは無くなり、早期発見において根治出来る病気であり、そして、その予防に注目が集まってきているのです。

癌の要因1位はダントツで・・・・

「喫煙」だそうです。僕も喫煙者・・・・あんまり偉そうな事は言えませんね・・・・吸う人は勿論、副流煙も大きな問題になり、日本でも分煙どころが禁煙が進んできており、私たち喫煙者は肩身が狭いですね!w

2位は「感染」だそうです。日本人のがんのなんと20%を占める様です。癌の発生に関係するウィルスや細菌は

●胃癌    ヘリコバクター・ピロリ→有名なピロリ菌

●肝臓癌   B型、C型肝炎ウィルス

●子宮癌や陰茎癌、口腔癌など ヒトパピローマウィルス

成人T細胞白血病/リンパ腫  ヒトT白血病ウィルスⅠ型 などなど・・・・・

この上位二つが癌の要因のほとんどを占めるそうです。。知らなかった・・・・・その他も見てみましょう。

「飲酒」は口腔、咽頭喉頭、食道、大腸、肝臓、乳房のがんのリスクを上げる、と報告されています1)。飲酒により体内に取り込まれたエタノールは、動物での発がん性が示されているアセトアルデヒド代謝されるため、がんの原因になると考えられています。また、飲酒は、免疫機能を抑制するとともに、エストロゲン代謝へ影響を及ぼすこと、食事が偏り栄養不足につながることから、がんの原因となることが報告されています。なお、喫煙者が飲酒をすると、食道がんやがん全体の発症リスクは特に高くなること(交互作用)がわかっています。

「食物・栄養」について、さまざまな研究が行われていますが、確実にがんのリスクになるとされている食品は少ないです1)。確実なものとしては、牛・豚・羊などの赤肉や加工肉は大腸がんのリスクを上げるとされています。また、食物繊維を含む食品が大腸がんのリスクを下げ、中~高強度の身体活動が結腸がんのリスクを下げるとされています(表1)。


皆さん知ってましたか?確実に癌のリスクになる食品は少ないのです。どこぞの週刊誌やネットワークビジネスで食が危ないと散々、言っていた人たちの多くが間違った情報を流しているのです!

 

身体活動」適度な運動が健康に良い事は周知の事実であり、最近では過度の運動は健康に悪いと言うのもわかってきています。運動は、結腸がんのリスクを確実に下げ、閉経後乳がんと子宮体がんのリスクを下げる可能性があることが報告されています1)。この理由としては、肥満の解消、血糖を下げるホルモンであるインスリンの働きの改善(インスリン抵抗性の改善)、免疫機能の増強、脂質の吸収などを調節する胆汁酸の代謝への影響などがあると考えられています。

「体格」の影響で、以下のリスクが「確実」に上がると報告されています。

肥満・・・食道・膵臓・肝臓・大腸・乳房(閉経後)・子宮体部・腎臓のがん
成人後の体重増加・・・乳房(閉経後)のがん
高身長・・・大腸・乳房・卵巣のがん
日本人などのアジア人を対象とした研究結果からは、やせすぎによってがんのリスクが上がることが観察されています。これは、栄養不足に伴う免疫機能の低下や、抗酸化物質の不足などによるものと推察されます。
 

「化学物質」ある種の職業や職業的に多く暴露する化学物質は、ヒトの発がんリスクを上げることが知られています。国際がん研究機関により、発がん性がある(group 1)と分類されたものだけでも120種類の化学物質や職業がリストされています。

癌を予防する為には、この様な化学物質を摂取しない努力や、この様な化学物質を使用しないと宣言しているメーカーの製品を使った方が良いのかもしれませんね。

「生殖要因とホルモン」エストロゲンプロゲステロン、アンドロゲンなどの性ステロイドホルモンが、乳房、子宮体部、卵巣、前立腺におけるがんの発症に重要な役割を果たしていると考えられています。また、ホルモン剤や抗ホルモン剤は、一部のがんのリスクを上げる一方、他の部位のがんのリスクを下げることがわかっています。

後は参考文献を下記に記してありますので興味のある方は自身で色々調べて下さいね。

はい

ここからは私、薬剤師の垣内の持論です。栄養学の色々な偉い先生の教えも入ってますが・・・・

人間の体って言うのは凄く雑な言い方をしますと、水がほとんどで後は様々な栄養素で守られた細胞で構成されています。つまり水と栄養。

何故、病気になるのか?それは水が悪かったり、栄養が足らないと勝手に思っています。最近の考え方は予防にシフトしており、癌治療の免疫療法がクローズアップされていますが、私たちは20年以上前から、抗癌剤のみで免疫力を下げる事、そして栄養が癌で取られて体力がなくなった状態でのブドウ糖注射などの癌の餌になるものを投下という考えには疑問がありました。

そもそも                      栄養が足らなくて病気になっているのかも知れません。いえ・・・表現が雑すぎますね!栄養が足らないことにより免疫が下がったり様々な症状を引き起こしているケースがあります。この場合は食生活の改善、生活スタイルの改善などが重要になるわけです。

僕は冒頭に申し上げた通り、サプリメントで癌が治るなどとんでもないと思っています。しかし、今回のブログで書きました通り、国立がん研究センターの情報を加味して考察すると色々なものが見えてきます。

癌は防げるって確信が!

勿論、ここでは言われてはいませんが遺伝による体質などもあるかも知れません。しかし体質が影響するにしても、それは、自身に合わせた足りない可能性のある栄養をしっかりと補給することにより、免疫力を強化することに繋がると思うのです。

悪いものは避ける。喫煙とかね・・・・俺がいうなってw

発がん性が疑われる意見の別れる化学物質は出来るだけ摂取しない。

食生活や生活スタイルを改善する。色々できる事はありそうですね。

安全をコミットしているメーカーや薬剤師のオススメのサプリメントの情報は直接メッセージを下さいね!

ただし、サプリメントが癌に効くだとか、病気を治すと思わないで下さいね。あくまでもサプリメントは食事の補助です。食事で補えない物を専門家の指導の下で最適な摂取をすべきだと思っております。

そして毎月、WEB番組を配信しています。

視聴者の質問にか答える形で世の中の嘘情報や詐欺師たちの偽医学をぶった斬ります!番組情報はLINE@へ登録くださいね!またfacebookの秘密のサイトでも番組放送やメーカーの協賛も受けての製品が貰えるダイエット企画なども開催中です。ご案内が必要な方は是非、メッセージ下さいね!

次回は癌の予防とは?これも国立がん研究センターのサイトを参考に解説していきたいと思います。

https://yokushiru.com/ayf1176g/4020130/

「がんの発生要因」参考文献
1)
世界がん研究基金(World Cancer Research Fund International). Continuous Update Project findings & reports. 2007-2017年
2)
国際がん研究機関(International Agency for research on Cancer). PHARMASEUTICALS ON THE EVALUATION OF CARCINOGENIC RISKS TO HUMANS. Volume 100A. A REVIEW OF HUMAN CARCINOGENS. 2012年
3)
国立がん研究センター社会と健康研究センター

サプリのプロテイン!?

JCR登録カイロプラクターの彦坂です。

 

今回は、サプリメントプロテインについてお話します。

 

まずは前回のブログテーマ、タンパク質「protein(プロテイン)」について、少しおさらいをしてみます。

 

タンパク質のはたらきには

 

・筋肉、内臓、血液、骨、髪、皮膚、爪などの体の組織をつくる

・からだの細胞へ酸素や栄養分を運ぶ

・免疫抗体や酵素神経伝達物質、ホルモンをつくる

などがあり、タンパク質はとても重要な栄養素です。

 

タンパク質が不足すると、

 

からだの機能の低下を招き、

 

貧血、筋力低下、免疫力低下など

 

病気の土台を作ることになるので、食事から摂れない不足分は

 

サプリメントプロテインを上手に活用しましょう、とお伝えしました。

 

今回はそのサプリメントプロテインについて、サプリメント先進国である欧米でのトレンドなども含めてご紹介いたします。

 

サプリメントプロテインの種類と特徴をあげてみます。

 

「ホエイ(乳清)プロテイン
牛乳からの精製プロテイン、牛乳タンパク質の約20%の乳清。吸収が早く、必須アミノ酸、BCAAが豊富。抗炎症作用の報告もある。流通量が多い。

 

カゼインプロテイン
こちらも牛乳から作られる。牛乳の脂肪とホエイを取り除いた不溶性固形成分。牛乳のタンパク質の80%からなる。吸収が遅いため血中アミノ酸濃度を長時間維持できるとされスタミナ系プロテインともいわれる。

 

「ソイ(大豆)プロテイン
大豆を原料としたプロテイン。大豆から油脂を絞り、その後タンパク質を取り出し精製。 大豆イソフラボンの抗酸化作用のはたらきがあるといわれる。

 

ヘンプ(麻)プロテイン
麻の実をすりつぶして作られる。ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む。

 

「ピー(エンドウ豆)プロテイン
エンドウ豆を原料とする。アミノ酸BCAA、ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む。

 

今、欧米で注目されているのが、5番目の「ピー(エンドウ豆)プロテイン」です。

 

プロテインを飲んでいる方でも、エンドウ豆を原料とする「ピープロテイン」があることを知っている方は多くないでしょう。

 

 

欧米で注目される「ピー(エンドウ豆)プロテイン」のメリット

 

牛乳、卵、大豆にアレルギーがある方はこれらの食品からタンパク質を摂取することができません。タンパク質を補うためにサプリメントプロテインを考えても、ホエイプロテインカゼインプロテインソイプロテインではアレルギーが起きてしまいます。牛乳、大豆にアレルギーをお持ちの方は、ピー(エンドウ豆)プロテインならアレルギーの心配は少ないです。

(ピーナッツや豆類にアレルギーがある方は、稀にピー(エンドウ豆)に反応する方もいます)

 

牛乳アレルギーとは別に乳糖不耐症で消化不良や下痢になってしまう方もいます。乳糖を含んでいませんので、そのような方でも安心して摂取できます。

 

遺伝子組み換え大豆への心配から、ソイ(大豆)プロテインからピー(エンドウ豆)プロテインにシフトする方もいます。

 

エンドウ豆は豆類のもつ栄養と緑黄色野菜が持つ栄養の両方を兼ね備えていて、栄養バランスがとても優れているんです!

 

エンドウ豆の成分

 

タンパク質

アミノ酸

βーカロテン

ビタミンB群

ビタミンC

ビタミンE

マグネシウム

カリウムなど

 

普段の食卓に、エンドウ豆料理を1品加えてみてはいかがですか?

 

さて今回は、サプリメントプロテインについて説明させていただきました。

是非、サプリメントプロテインを、ご自身のライフスタイルに合わせて上手に活用してみてください。

 

YOKUSHIRU.カラダノコトでは

 

YOKOSHIRU,TVというものがあります。

 

薬剤師、カイロプラクター、柔整師、鍼灸師の専門家が皆さまからの質問にお答えしたり、またアドバイスを受けることもできます。ぜひご参加下さい。

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善玉菌が喜ぶ食品

人が「健康」であるためには

「善玉菌が優位であること」がとても大切です。

 

最近では、「善玉菌」を優位にする食品成分が注目されています。

① プロバイオテック

人のからだによい影響を与える微生物(生菌)のこと。ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌などの生きた菌を含んだ食品(ヨーグルト、ぬか漬け、味噌、キムチなど)

② プレバイオテック
善玉菌の「エサ」になる食品成分のこと。オリゴ糖(玉ねぎ、ゴボウ、アスパラガス、キャベツ、トウモロコシ、豆類)、食物繊維(まごはやさしい)

 

③ バイオジェニックス
東京大学「光岡知足教授」が提唱する、善玉菌が作り出す代謝物質(乳酸菌生産物)を直接体内に摂り入れる健康法で「腸内フローラ」を介することなくからだに直接働きかけることが特徴。

 

《 健康なからだを維持するためには 》

「善玉菌が喜ぶ食品」が、胃や腸で食品が「消化&分解」され

「腸にいる細菌がいろいろな酵素を作り出す」

作り出された「酵素」がからだの様々な細胞に働きかけて

「健康を維持する」と考えると

やはり、『腸』が健康であるためには

自分の満足するものを食べてばかりいると・・・

時には「腸」が喜ぶものを食べることも大切ですね!(*^^)v

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《健康な身体づくりの4つの基本 その①〜睡眠〜》

こんにちは。
日ごろの運動不足を解消しようと思っているときに、患者様から硬式テニスに誘われ、7月からテニススクールに通い始め、一生懸命やってたら足首の骨(脛骨下端部)を骨折してしまった「鍼灸&柔整師 松本」です(泣)。
幸い、軽度の骨折でズレもなく、サプリメントと当院での施術によって?一か月程度で問題なく日常生活が出来るまで回復しました。

 

ところで前回は、生活習慣を改善し健康な身体づくりの基本として、4つのポイント「睡眠」「食事」 「運動」 「身体のケア」が重要で、十分な睡眠、栄養の取れたバランスの良い食事、(骨折しない程度の)適度な運動、それに体のケアが必要であることをお伝えしました。

さの整骨院鍼灸院では、健康な身体づくりの基本として、「睡眠」 「食事」 「運動」 「身体のケア」が重要であることを、患者様にお伝えしているくらいです。

今回は、この健康な身体づくりの4つのポイントの「睡眠」について、お話させていただきたいと思います。

◉ 睡眠が健康に与える影響
日本人の睡眠時間は欧米諸国と比べると短く、特に女性ではその傾向が顕著に表れているというデータがあります。

また、厚生労働省のデータによると、現在、日本人の5人に1人は、睡眠時に何らかの障害を抱えているとされています。

では、睡眠時間が足りていれば、身体の休息は十分といえるのでしょうか。
答えはNOです。

睡眠中は、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を繰り返しています。

レム睡眠中には基本的に筋肉は動かないようになっていますが、脳は活動をしており夢を見ています。

そして一晩にノンレム睡眠レム睡眠を4~5回繰り返します。

ノンレム睡眠が長く達すれば、脳もカラダも休ませることができるため、朝起きた時に「ぐっすり寝た」という満足感を得ることができるのです。

また、寝入ってから2~3時間後に分泌されるのが成長ホルモンです。成長ホルモンは単に「成長」を促進させるだけでなく、「細胞の修復」や「疲労回復」に役立っています。肌=皮膚や内臓の細胞を新しいものに入れ替える「ターンオーバー」も成長ホルモンによって行われるのです。そのため、成長ホルモンを「若返りホルモン」と呼ぶ専門家もいるほどです。

明け方になると、成長ホルモンに代わってコルチゾールというホルモンの分泌が高まります。コルチゾールは、体内に蓄えられた脂肪をエネルギーに変えるホルモンで、体が目覚める準備を始めるのです。睡眠の質がよくないと、成長ホルモンが十分に分泌されないうちにコルチゾールの分泌が高くなってしまいます。「睡眠が不足しているなぁ」と感じた翌朝に、肌のコンディションがよくないと感じたことはありませんか。それは、成長ホルモンが十分に体にいきわたっていないからかもしれません。

◉ 質の良い睡眠のために必要なこと
人間には体内時計があり、それが1日の24時間とずれているため睡眠にも影響が出るといわれています。体内時計の最新の研究では24時間11分と発表されています。たかが11分と思うかもしれませんが、放っておくと1週間で1時間以上、1カ月にすると4時間以上もずれてしまうことになります。

体内時計をリセットするのに効果的な方法として、まず朝起きたときに太陽の光を浴びること。
次に太陽を浴びてから、朝食を摂る方がいいと考えられます。

そして体内時計のリズムを取り戻したら、睡眠や入浴、食事を計画的に行うことを意識しましょう。

食事は床に就く3時間以上前にすませ、胃腸を休めてから寝るのが理想的です。

また、質のよい睡眠のためには、体を温める食事を選びましょう。人は高い体温が下がるときによく眠れます。例えば唐辛子に含まれているカプサイシンには、体温を上げた後に下げる作用がありますから、そういった食材を選ぶといいでしょう。
運動は夕食後1時間以上たっていて、床に就く2時間以上前までに行うといいでしょう。
適度な疲労感は、睡眠のよきパートナーです。しかし寝る直前に運動すると体温が高くなりすぎ、寝付くことが難しくなりますから注意しましょう。

入浴はシャワーですませるのではなく、40度くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかるのが効果的です。リラックス効果が得られるだけでなく、高くなった体温を放熱しようと血管が開くことで、副交感神経が優位になります。そして血流のよくなった四肢から熱が逃げていき、体温が下がることで寝付きやすくなるのです。
風呂上がりに手首や足首を伸ばすといった軽いストレッチを行うことも、質のいい睡眠の後押しとなります。

◉ 睡眠と生活習慣病との深い関係
質の悪い睡眠は生活習慣病の罹患リスクを高め、かつ症状を悪化させることが、最近の研究で分かっています。

睡眠問題は「睡眠習慣」と「睡眠障害」の問題に分けられます。
睡眠習慣については睡眠不足やシフトワークなどによる体内時計の問題が、睡眠障害については睡眠時無呼吸と不眠症が問題とされています。

日本人、特に子供たちや就労者の睡眠時間は世界で最も短いと言われています。とりわけ女性は家事や育児の負担が大きいため男性よりもさらに睡眠時間が短く、平日・週末を問わず慢性的な寝不足状態にあると言えます。

慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。

例えば、健康な人でも一日10時間たっぷりと眠った日に比較して、寝不足(4時間睡眠)をたった二日間続けただけで食欲を抑えるホルモンが減少し、逆に食欲を高めるホルモンが亢進するため、食欲が増大することが分かっています。

ごくわずかの寝不足によって私たちの食行動までも影響を受けるのです。
実際に慢性的な寝不足状態にある人は糖尿病や心筋梗塞狭心症などの生活習慣病にかかりやすいことが明らかになっています。

また日本人の約2割は交代勤務に従事しています。夜勤に入ることによって、体内時計と生活時間との間にずれが生じやすくなります。

体内時計にとって不適切な時間帯に食事を取ることでも生活習慣病の原因のひとつになるといわれています。夜間には体内時計を調節する時計遺伝子とその蛋白質が活性化しますが、この蛋白質は脂肪を蓄積し分解を抑える作用を持っています。すなわち「夜食べると太る」という我々の経験は科学的にも正しかったわけです。夜勤中についつい間食をしている方にとっては耳の痛い話ではないでしょうか。

睡眠障害生活習慣病
睡眠障害もまた生活習慣病の原因に関わっています。
以前から生活習慣病患者さんのなかには、睡眠時無呼吸症候群不眠症の方が多いことが知られていました。
例えば睡眠時無呼吸症候群の患者さんでは、高血圧・心不全・虚血性心疾患・脳血管障害などにかかりやすくなります。

また慢性の不眠症の患者さんもまた、血糖の上昇・うつ状態による活動性の低下など多くの生活習慣病リスクを抱えています。
不眠症状のある人では良眠している人と比べると、糖尿病になるリスクが1.5~2倍になると言われています。

睡眠障害もまた生活習慣病のひとつ
厚生労働省が「21世紀における国民健康づくり」として、「栄養・食生活、身体活動・運動、休養・こころの健康づくり」などと並んで「十分な睡眠の確保」に取り組んできました。

不規則な食事・運動不足・アルコール過飲によって睡眠状態は悪化しますので、これら生活習慣を改善することは良質な睡眠を保つことにもつながります。
逆に言えば睡眠障害もまた生活習慣病のひとつと考えるべきでしょう。

日々の生活の中で睡眠時間は犠牲になりがちです。ただし今回ご紹介したように長期にわたり睡眠不足を続けたり、睡眠障害を放置したりするとは私たちの健康を大きく害します。睡眠問題は気づかない間に、しかし着実に心身の健康をむしばんでいきます。
 

◉ まとめ

 

現代人の睡眠時間は減り続けている

睡眠不足は生活に悪影響をおよぼす

睡眠不足は生活習慣病の発症リスクを高める

生活習慣病と密接なつながりをもつ

眠りで大切なのは量より質

健康づくりのための「睡眠」。
いかがでしたか?
睡眠は人生の約1/3~1/4を占めています。
いかに睡眠が、わたしたちの健康に関係が深いか、おわかりになったでしょうか?
今回のブログを読んで、みなさまが睡眠を見直し、快適な日々を過ごせるきっかけになればと思います。

もしご自分の睡眠状態に疑問を感じたら放置せず、かかりつけ医もしくは専門医に相談をしてみてはいかがでしょうか?


今回はここまで。「西洋医学東洋医学のいいとこ取りしちゃえ!鍼灸&柔整師松本」がお伝え致しました。

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痛み止めについて誤解してませんか? ~頭痛の種類と痛み止めの使い方~

こんにちは。薬剤師の岩本まりこです。

先日、患者さんからこのような相談を受けました。
「頭が痛くなることが多くて痛み止めを飲もうと思うんですが、痛み止めって眠くなったり胃が悪くなったりするんですよね?」

私もたまに頭痛が起こりますが、頭痛ってツラいですよね。痛みがある間は何も考えられなくなるし、何もしたくなくなってしまいます。

そんな時は痛み止めを飲んで早く治すのがいいと思うんですが、痛み止めに対していいイメージを持ってない方もいるようです。

今回は、そんな頭痛と痛み止めについて書いていこうと思います。

 

今回のお話
痛み止めのCMの違和感
痛み止めで胃が悪くなる?
頭痛の種類と痛み止め
 

痛み止めのCMの違和感
私は、痛み止めのCMを見る度に違和感を感じることがあります。

それは、「眠くなりにくい」ことを売りにしているからです。

もともと、市販の痛み止めに入ってる成分は眠くならない成分なんです。

ロキソニンやイブなどの成分は、眠くなる人の割合はそれぞれ1%未満、5%未満とされています。

 

では、なぜ「眠くなりにくい」ことを売りにしているのでしょうか。

実は、市販の痛み止めの中には、より高い鎮痛効果を期待して鎮静成分が入っている商品があります。

この鎮静成分が眠気を起こすのです。

なので、痛み止めの成分だけのものは「眠くなりにくい」とアピールしているのです。

これは、例えば「味のついてない『いろはす』です!」ってCMしてるのと同じなんです。

水って、もともと味も匂いもしないですよね。

病院で処方される薬は一つの薬の中に一つの成分が入っていることがほとんどですが、市販の薬は一つの薬の中にいろいろな成分が配合されていることがあります。

同じブランドの薬でも、ちょっとした名前の違いによって入っている成分に違いがあるので、市販の薬を買う時はしっかり確認していきたいものです。

 

痛み止めで胃が悪くなる?
確かに、痛み止めの成分は胃粘膜を保護する物質を抑える働きもあるため、胃粘膜を守る力を弱めてしまうことはあります。

確率的にはかなり低いですが、胃潰瘍(いかいよう)になる方もいます。

しかし、何らかの病気のために毎日痛み止めを飲んでいるのではなく、頭痛や腰痛などでたまに痛み止めを飲む程度であれば、それほど心配する必要はないです。

病院で痛み止めをもらわれる場合、胃薬も出してくれることが多いので、一緒に飲んでもらったら胃を保護することができます。

市販の痛み止めにも胃を保護する成分が入っているものもあるので、気になる方はそういう商品を選んでもらったらいいと思います。

また、空腹時ではなく、食後に痛み止めを飲むことでも胃への負担を軽くすることができるので、できれば食後に飲んでください。

ただし、過去に胃潰瘍になったことのある方は再発の可能性があるので、市販の薬を飲むのではなく病院の先生に相談するようにしてください。

 

頭痛の種類と痛み止め
頭痛には大きく分けて「一次性頭痛」と「二次性頭痛」があります。

一次性頭痛というのは、いわゆる頭痛持ちの頭痛で、痛みはツラいですが危険ではない頭痛です。緊張型頭痛、片頭痛群発頭痛が当てはまります。

二次性頭痛というのは、原因のある頭痛です。脳などの病気で起こり、危険な頭痛であることが多いです。くも膜下出血脳出血、慢性硬膜下血腫などが当てはまります。

 

では、一次性頭痛はどのように対処すればいいでしょうか。

①緊張型頭痛

肩こりなどの緊張に伴う頭痛で、頭痛の中で最も多いタイプです。重苦しく、締め付けられる感じがします。

緊張型頭痛は市販の痛み止めで対応できます。ただし、痛み止めを頻繁に飲むことでかえって頭痛がひどくなることがあるので、まずは薬に頼らず、マッサージやストレッチ等で体をほぐしてみてください。それだけで痛みが軽くなることがあります。

肩だけでなく、頭や目の周りのマッサージも効果的ですよ! 私は肩や目の周りのマッサージをしたり、肩をグルグル回したりしています。

片頭痛

ズキンズキンと脈打つように痛むタイプの頭痛です。発作的に起こり、吐き気を伴うこともある非常につらい頭痛です。

片頭痛の場合は、症状が軽い場合は市販の痛み止めでもいいですが、片頭痛に対する薬があるので、症状がひどい方は病院で専用の薬をもらわれる方がいいでしょう。

群発頭痛

ある期間に集中して起こる頭痛で、目の奥をえぐられるような激しい痛みが特徴です。症状は毎日のように出て、しばらくの間(1~2か月程度)続きます。

群発頭痛の場合は痛みが起こってしまうと痛み止めが効かないので、病院で薬をもらって予防的に使うことをお勧めします。

 

二次性頭痛は、原因を取り除くと頭痛が改善されることがほとんどです。

以下のどれかに当てはまるようなら二次性頭痛の可能性があるので、早めに受診するようにしてください。

突然の頭痛
今までに経験したことのない頭痛
頻度と程度が増していく頭痛
 

最後に
頭痛や痛み止めについていろいろ書いてきましたが、痛み止めのイメージが変わったでしょうか。

頭痛は身近だけど原因が様々で奥が深いですね。原因を知ってそれに合った対処をして、上手に付き合っていきたいものです。

皆さんも頭痛が起こった時はいつもの頭痛かと軽く考えず、自分の頭痛の原因を探ってみてはどうでしょうか? そして、必要な場合は我慢せず早めに薬を飲んでくださいね。

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潰瘍性大腸炎、その治療と矛盾点

皆さんこんにちは!薬剤師の垣内です。

今日は友人から『潰瘍性大腸炎』の事を尋ねられたので、その事を書こうと思います。

実は、僕は恥ずかしながらこの病気の事は知りませんでした。だから話を聞いた後で自分で色々調べていく中で西洋医学のみの治療と自身の考え方について矛盾点が出てきたのでここに書こうと思います。

潰瘍性大腸炎は難病指定を受けている病気です。つまりは原因もわからないし、その治療方法も存在しない。日本では約18万人の患者さんがいるそうです。結構いるなあってのが感想でした。

ちなみにアメリカでは100万人以上いるそうですね。安部首相も昔、この病気にかかり、総理大臣を辞職されたことがありましたよね。この病気、調べると、かなり大変そうなんです。その原因も治療法もない病気にかかると腸に原因不明で潰瘍ができて下血を伴う、または伴わない下痢と良く起こる腹痛だそうです。免疫病理学的機序や心理学的要因の関与が考えられており通常は通常は血性下痢と種々の程度の全身症状を示す。長期に渡り、かつ大腸全体を侵す場合には悪性化の傾向があり、非常に厄介な病気です。

30歳以下の成人に多い病気ですが小児や50才以上の年齢層にも見られます。

原因は不明なんですが遺伝的因子と環境因子が複雑に絡み合って、何らかの抗原が消化管の免疫担当細胞を腸管局所での過剰な免疫応答を引き起こし発症と炎症の持続に関与していると考えられているそうです。

僕のイメージではアトピーなどのアレルギー疾患に似ているなって思ったんですね。

そして、その治療法はと言うと炎症が起きている訳ですから、勿論、副腎皮質ステロイドによる治療になる訳です。ステロイドは炎症には特効薬であり、僕は世の中の間違ったステロイド悪人説は大嫌いです。

まっステロイドや免疫調整役なんかで対症療法をするわ毛ですがちょっと待てよって思ったんですね。

だいたい腸がやられてる人って、腸と脳が密接な関係があるので、脳、特に自律神経もやられてるケースが多いんです。良くステレスがかかってる人って胃腸が弱ったり、いかれたりするでしょ?あれですよ、あれ!!

研究でも言われている通り、まずはそのストレスになっている部分からのカウンセリングからやらないといけないと思うんです。

そしてステロイド寛解、炎症の再燃を繰り返す。そうすると、そもそっも代謝異常や、腸内環境については最悪な状態になる訳なんですよね。

もともと腸には善玉菌、悪玉菌、日和見菌って奴らがいる。これは簡単に良いもん、悪いもん、そして強い方に味方する奴って感じ。悪玉が多数決で勝つと日和見菌は悪玉のような活動をする。だから善玉菌を増やさないとね!でも腸炎な訳だから消化の良いものって食事を指導される訳。腸が弱っているときは消化の悪い、繊維はダメとかね。本当かな?本来は発酵繊維など善玉菌の餌になるものと、腸内環境を良くする善玉菌を入れないとね。これをプロバイオテック、プレバイオテックて言うんだけど、それもやらずに単なる西洋医学の治療だけでは腸内の環境は全く改善されずに逆に免疫を抑えたり、代謝異常の可能性がある薬を長期にわたって飲む・・・・・うーーーーん。。治らんやろ?それって感じ。

癌の治療でも良くあるんやけど、抗がん剤治療で食欲がなくなるやん?それで点滴で栄養補給する訳。それはブドウ糖な訳。これは癌の格好の餌になるの。

どちらも似たとこがあるんやけど、免疫力を高める、正常化する。自分の免疫ね。それはバランスの良い食事だし、僕的にはやはりミネラルが重要だと思う。

そして腸なら、腸で腸内環境を整えるための食事の改善をしないとね。これは先ほどのプロプレバイオテックスで、しっかりと腸内細菌を整える、そして善玉菌の餌を入れる。有名なのは乳酸菌やビフィズス菌ですよね。これ自体は通常なら胃酸で死んでしまうはずだから、しっかりと胃を通過できるコーティングされたものが必要だね。

だからヨーグルトや乳酸菌飲料でバッチリって宣伝はあるけど。。。。そうは思わないw  s

しっかりとしたコンセプトや根拠のあるテクノロジーが必要ですね。

僕も西洋医学の薬剤師な訳だけど、薬だけではなくて栄養学や、そもそもの原理を勉強することも大事だね。

医師が悪いわけでも、薬が悪いわけでもありません。ただ今の現状は専門家もお互い情報を共有しながらチーム医療にはまだまだなってないところがあるから、まずは自身の健康は自分で守ること。そのためにもバランスの良い食事や適度の運動を心がけて、常に自身の免疫力を高める生活が大切やね。

西洋医学抗がん剤もかなり進化してるからね。細かい説明をちゃんとしてくれる、しっかりとした医師のところで治療しながら、自身が食生活の改善をしていく。

食生活の改善で補えない栄養素はサプリメントなどで得る事も僕は推奨しています。ただまともな物も少ないからね!もしわからないようだったら、ここのLINE@で直接、相談下さいね。

サプリメントを勧めてくる人で、「これで癌が治る、治った!」なんて人がいれば要注意!!w

サプリで癌は治らんし!薬でも難しいのに!w 結局は自分の免疫力を上げること。西洋医学の治療も必要です。その中で免疫を落とす治療も必要な時もあるわけですから、そこは食事の改善で免疫力を高める。それで補えないときに初めてサプリの登場です。

是非、信用おける人や専門家のアドバイスから、ちゃんとした会社のサプリを選択しましょうね!

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もっとも重要な栄養素!?~タンパク質~

JCR登録カイロプラクターの彦坂です。

 

今回は「タンパク質」についてお話しします。

 

タンパク質は英語で「protein(プロテイン)」、

 

語源はギリシャ語の「プロテウス」からきているといわれ、

 

「第一人者」、「もっとも重要なもの」などの意味があるとされています。

 

タンパク質は、まさにその名のとおり、人間が生きていく上で「もっとも重要な栄養素」なのかもしれません。

 

私がサプリメントの「プロテイン」を飲み始めたのは、30年ほど前の10代の頃です。

当時高校生だった私は、県内で1、2位を争うバスケットボールの強豪校チームに所属していました。トレーニング専門業者がサポートに入るほど熱心なチームで、私たち選手は食事やサプリメントの重要性についての教育を受けていました。

 

今でこそ「プロテイン」は、ドラックストアへ行けば、様々な種類の商品が手に入り、身近な存在になっていますが、当時は、市販で簡単に購入できる環境ではなく、私たちはトレーニング専門業者から購入するしかありませんでした。

 

広く認知されてきている「プロテイン」ですが、私がプロテインを飲み始めた頃とあまり変わっていないことがあります。

 

それは、「プロテイン」は

 

「アスリートが飲むもの」、

 

「筋トレをしている人が飲むもの」

 

と思っている方が多いということです。

 

たしかにそれらの人たちにとっては目的を達成するために必要です。

 

それでは、トレーニングをしていない一般の人にサプリメントプロテインは必要ないのでしょうか。

 

まず、ご自身やご家族の方がタンパク質不足に陥っていないか考えてみましょう。

 

専門家は、近年の傾向として下記のようなことを指摘しています。

 

・女性ではダイエットブームなどもあり、過度な食事制限で偏食傾向があり、タンパク質不足による貧血で体調を崩す人が増えている。

 

・男性では30代以上の肥満割合が増加。

タンパク質不足による筋力低下が起こり、基礎代謝量が低下して肥満が増えた可能性も否定できない。

 

・子供たちでは、おやつのお菓子やジュースの量が多いため、晩御飯があまり食べられず、ビタミン、ミネラル欠乏、及びタンパク質不足になっている。

 

・高齢になると食事量が落ち、エネルギー不足、タンパク質不足が顕著になり、免疫力が低下し、体調を崩す方が増えている。

 

つまり、ダイエット、加齢、食事量の低下などで、タンパク質不足を起こしている人たちがいるといということです。

 

 

それではタンパク質の働きとはどういったものがあるのでしょう。

 

・筋肉、内臓、血液、骨、髪、皮膚、爪など体の組織をつくる

・からだの細胞への酸素や栄養分を運ぶ

・免疫抗体や酵素神経伝達物質、ホルモンをつくる

などです。

 

そして、タンパク質不足になるとどうなるのでしょうか。

 

それは

 

「からだの機能低下を招く」ということです。

 

貧血、筋力低下、免疫力の低下などが主に挙げられます。

 

病気の土台を作ってしまっていると言っても過言ではありません。

 

 

では実際、タンパク質はどれくらいの量が必要なのでしょうか。

 

レーニングをしていない一般の人は
体重1㎏当たり  0.8~1g

 

レーニングをしている人は
体重1㎏当たり 1.2~2g

 

一般の方で体重60㎏の人はタンパク質が60g必要となります。

 

1日3食として、1回の食事で20gが理想です。

 

タンパク質20gの食事とは

 

[ 例]

ごはん茶碗1膳  3.5g

たまご1個   6.5g

納豆1パック  6.5g

ウインナー2本 5.0g

 

合計21.5g

 

意外にも、簡単に摂取できるイメージではないでしょうか

 

しかし、実際には

 

・夏場になるとお昼ごはんは「麺類」だけ。

 

・仕事が忙しくて、昼食抜き。

 

・高齢者になると食事を作るのが大変になり、「ごはん、みそ汁、漬物」だけ。

 

・晩御飯はアルコールを飲んで、「おつまみ程度の食事」。

 

1日トータルで考えてみると、60gが意外と足りていない場合もあるでしょう。

 

実際に料理を作っていても、お子さんがおかずを残していれば必要量は足りなくなります。また、離れて暮らしている高齢のご両親がどのようなものを食べているのか、考えたことはあるでしょうか。

 

 

最近流行りのプロテイン女子とは

 

最近では美容に気をつかう女性が、肌や髪の毛ためにプロテインを飲む

 

プロテイン女子」という言葉があるそうです。

 

食事替わりにプロテインを飲む「置き換えダイエット」を実践されている方もいます。

 

サプリメントプロテインにはタンパク質のほか、ビタミン、ミネラル、食物繊維などもバランスよく含まれているものが多いです。

 

ちなみに、75歳になる私の母も「プロテイン女子」です。

 

一人暮らし、身体障害1級の左半身麻痺で車椅子生活を送っています。

 

食事の他に朝夕2回、シェイカーに水とプロテインを入れてシェイクして飲んでいます。

 

プロテインを飲む主な目的は

 

ひとりでベッドから起き上がり、車椅子に自力で移るため
 

車椅子でトイレへ行き、立ち上がってトイレに移り、排便、排尿をするため
 

車椅子生活で、筋力不足による寝たきりにならないために、毎日のリハビリ、トレーニングを欠かしていません。

高齢でからだが不自由で、バランスの良い食事は作れませんので、夕食は配食サービスを活用しています。食事のメニューから足りていないタンパク質をプロテインで補い、ビタミン、ミネラルもサプリメントで補給しています。現在のところ、車椅子の乗り移り、排便、排尿もひとりで問題なくこなしています。血液検査でも全く問題のない状況です。

 

プロテインを飲むということ

人それぞれ状況、目的が違います

 

筋トレ・運動している方

忙しくて食事をする時間がない方

高齢で食が細い方

ダイエット中の方

美容に関心がある方

 

人によっては毎日飲み続けるものではありませんが、疲れている時、栄養バランスが崩れているなと感じた時など、気軽にプロテインを1杯飲むという習慣は良いと思います。

 

注意点・まとめ

 

サプリメントプロテインで不足分の「タンパク質」を補給することができます。しかし過剰な「タンパク質」の摂取は代謝の過程で内臓に負担をかけてしまいます。

 

まずは、現在どのくらいの「タンパク質」を食事で摂取できているかを確認し、自分に必要な「タンパク質」量を知ること、そしてバランスの良い食事をこころがけること。

それでもタンパク質不足ならば、サプリメントプロテインを活用しましょう

 

タンパク質=プロテインは「健康寿命」をのばすことにつながる非常に重要な栄養素です。

是非、サプリメントプロテインを、ご自身のライフスタイルに合わせて上手に活用してみてください。

 

YOKUSHIRU.カラダノコトでは

 

YOKUSHIRU TVというものがあります。

 

薬剤師、カイロプラクター、柔整師、鍼灸師の専門家が皆さまからの質問にお答えしたり、またアドバイスを受けることもできます。ぜひご参加下さい。

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