新型コロナウィルスの似非情報に騙されるな!

 

垣内重慶_薬剤師

 

皆さんこんにちは!薬剤師の垣内です。今まではワードプレスで投稿していたのですが、今回初めてこのnoteへ引越ししてきました。以前の記事もスッタッフがこちらに貼付してくれてますので投稿日がおかしな事になっていますが許してくださいね!

さあ今回も前回と同様にコロナの情報を発信しようと思います。様々な似非情報が蔓延していて、恐ろしくなります。イギリスの首相の感染からコロナの症状に解熱剤であるアセトアミノフェンが危険や、間も無く承認されるであろう抗ウィルス薬アビガンが危険だの⭕️⭕️が良いだの科学的根拠のない情報を様々な方がシェアされていてちょっとビビってますw

緊急事態宣言が出されてなお一層でたらめな情報を発信する方がいてさらにビビっています。様々な情報がシェアされるているとは思いますが、そのソース元がどんなとこ?科学的根拠があるのか?をしっかりと見極める事が重要ですね!

僕は以前からコロナはコントロール出来ていたら怖くはないと発信してきました。これがコントロールが出来なくなった時が危ないし、これは非常に怖い事だと言い続けてきましたが・・・・コントロールが出来なくなったから緊急事態宣言が出されたわけで、現在、非常に怖いとおもっています。そして国民が、一丸となりこのウィルスの封じ込みに協力すべきだと考えています。

以下は外務省から発表される国別の感染者数の推移などのデーターです。

 

 

 

いかがですか?このデーターから考察すると他国に比べて日本政府はかなり頑張っていませんか?政府の政策には勿論、今となっては失策もあったかもしれません。しかし、未知のウィルスとの誰も経験した事のない戦いです。このデーターを見る限りは他国に比べて素晴らしい結果だと、現在のところは感じます。

こんな事を書きますと、陰謀論を唱える方がいらっしゃいます。実は感染者はもっと沢山いて多くを隠しているだの・・・どうの・・・こうの・・・正直、感染者はもっといる可能性はありますね。それは、そう思います。そして日本は検査数が少ないからグラフの傾きが緩やかなんだという意見もあります。これは対数グラフを友人がSNSでシェアしてましたので、そのグラフを見ますと・・・・・

 

検査数(感染者数全体に対する検査率)はグラフの傾きには影響を与えないそうです→僕がこんな賢い事を弾き出したのでは有りません。東大卒の某企業のトップが書いたものですw

今後どうなるのかは私たち国民が三つの密を防ぎ、感染予防に務めるかで結果は変わって来るとは感じます。そしてコロナの検査、PCRをもっとすべきなどと未だに言ってる方もいますが、これは間違いだと僕は思います。まずこのPCRですがかなり精度が悪いそうです。どれくらい悪いかといいますと・・・アメリカの発表では韓国製は50%というデーターも有りました。これが正しいのかどうかは僕は分かりませんが、仮に10%に誤差があったと計算します。

10000人で1000人が陽性、陰性が逆になるという事。つまりは病院へ行って陰性だった人は安心しますよね?自身がまさか陽性とは考えずにその後に人と接触します。どうなりますか?こんな事を考えただけで恐ろしい。陰性が陽性でも病院に隔離、コロナ患者の中にブッ込まれます・・・・・どちらにしても恐ろしい。

そして何よりも怖いのが、感染者が病院に検査にいく事で、そこがクラスターとして病院関係者にも感染が広がれば・・・・・うーん 医療崩壊が起こります。これが最悪のシナリオ。だって病院にはコロナだけではない、様々な患者さんがいるわけです。助かる命が助からなくなる事だってある。

コロナの感染のうち80%は大した事がないのです。20%は重症化します。5%は重篤化するのです。2%は死んでしまいます。この様にデーターがある訳ですから、感染を広げない事が重要です。首相が8割の接触を減らせばって話。僕はあの会見でなんか感動しましたけどね。まだコロナを甘く見て自粛要請をも気にせず生活をしている人たちがいます。どうか大人しく可能な限り人と接触して欲しくない。アメリカやヨーロッパの様になってからでは遅いのです。その為にも三つの密を守る事ですね。

そして政府のマスク2枚が配られるのを揶揄する方が多くて驚いています。いつから日本人が好意で頂いた物に文句を言う様になったのでしょうか?いただける物には感謝しか有りません。政府のあの企画には裏がある様で、マスク不足が深刻な中、布製の何度も使えるマスクは、現在はほとんど製造していないのです。そこで政府がまとめて大量に発注する事で、手に入らない方にもマスクは行き渡り、医療機関などマスクが必須なところへも行き渡る。僕個人的には、あのマスクが各家庭に届いたのなら、感染者かもしれない人が街でマスクをせずに平気で歩いている危険を減らす事にも繋がります。僕は以前からマスクは感染予防には役立たないと言ってきました。しかし自身が感染者である時には周りの人に感染させることは防ぐ可能性が高くなります。これから考察するのにマスクメーカー、国民、医療関係者など、全ての方にとって素晴らしい企画ではないでしょうか?なぜ文句を言うのか分かりません。全てはデーターから、そして事実から分析すべきで有りネットの悪口に賛同する物ではないと思います。

そして治療薬の可能性があるアビガンが危険である、これは絶対に使ってはいけないなどと嘘を流している人たちもいます。確かにアビガンは催奇形性の可能性がわかっており、妊婦への投与は禁忌となっています。精子への異常は動物のみ確認され、人では安全が確認されています。これらはわかっていることで有り、医師の診断のもとで正しく使われたなら問題はないと考えます。アビガンは今までの抗ウィルス薬とは作用機序が全く違うのです。

今までの薬は複製されたRNAが細胞の外へ出るのを防ぐ言わばウィルスが増えるのを阻害する薬でした。しかしアビガンはRNAポリメラーゼを阻害する物で有り、複製を阻止します。これによって耐性ウィルスが原理的に出来ないと言われていて、これは同じゲノムがRNAであるインフルエンザウィルスでは耐性ウィルスが出ない事が確認されているそうです。

DNAは二重らせん構造ですからエラーが起きた時に修復命令が出ます。つまり変異しにくいのです。しかしRNAは一重らせんで有り、変異しやすい。これは怖い。薬剤耐性や、毒性の強いコロナが出てくる可能性だってあるのです。だからこそ、しっかりと手洗いを慣行して、人との接触を減らす。皆が守っていく事で、収束へと向かう事が可能になります。そしてアビガンの承認やワクチンが開発される事を願っています。この薬ができるまで感染爆発が抑えられたら日本は間違いなくもっとも被害の少ない国の一つとしてなるでしょう。

三つの密を避け、手洗いの慣行、不摂生をやめバランスの良い食事を心がけて自己免疫力を上げて感染を防ぎましょう。皆さんからの生の質問にWEB番組にてその場で答える企画を毎月配信してます。配信情報は以下より登録しておいて下さいね。

 

 

 

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