美への早道、乾燥対策

寒い時期に、意識したいことは?

■1月、2月は湿度が低い
温度と同じように湿度は、季節によって、大きく変化します。例えば、東京における湿度は、3月から12月では60%から80%台ですが、1月、2月は50%台となり、他の月と比べて低くなります。※ また室内で暖房を入れると、湿度はさらに下がります。

厚生労働省では、健康に対するさまざまな観点から室内の湿度を、40%に保つことを推奨しています。また、肌のうるおいを考えると、湿度60%以上がよいとされます。湿度が低くなると、肌や髪からうるおいが奪われがちに。肌がつっぱるように感じは、要注意サインです。乾燥すると、肌の場合はカサつき、シワやくすみなどにつながりやすく、髪の場合は、パサつきや枝毛が心配です。

室内外に湿度計を置いて湿度をこまめにチェックし、湿度への意識を高めるのもよいかもしれません。

国土交通省気象庁発表の2021年度の値

■うるおい量をアップ
肌のうるおいは、肌表面の角質層の状態で決まります。本来、角質層では、自分の力でうるおい物質が作られますが、環境やからだのコンディションにより、うるおい物質の量が十分でなくなることもあります。特に、乾燥した空気の中では、肌から水分が奪われがちです。そこで大切になるのが、朝晩のスキンケアです。

朝晩のスキンケアでは、角質層にゆっくり浸透するように、ローションや美容液をゆっくりなじませてつけましょう。また、量も大切です。肌のうるおいが不足しないよう、湿度が下がる時期は、使用量を少し増やすことを意識するとよいでしょう。スキンケアのあと、手のひらを肌にあてたとき、肌が吸い付いてくるような感覚が目安です。

髪は、トリートメントの量や頻度を増やして、うるおいアップをめざしては。

日々、肌や髪のうるおいを保つことは、肌悩みやトラブルを遠ざけることにつながり、美への早道ともいえます。寒い時期も、肌、髪のうるおいを守り、明るい春へ備えましょう。

参考:国土交通省気象庁ウェブサイト「相対湿度の月平均値(%)、東京」

https://yokushiru.com/s/ePtdB6d/