怪しい副業の見分け方

副業を始める際には、怪しい副業かどうかを見極めることが重要です。ここでは、怪しい副業を見分ける5つのポイントを紹介します。

依頼主の情報を確認する 怪しい副業かどうかを判断するために、まず依頼主の情報を確認しましょう。大手の副業サイトやクラウドソーシングサイトに掲載されているからといって、依頼主情報を確認しないのは危険です。大手副業サイトでは掲載案件が多いため、怪しい発注者を管理しきれていないのが現状です。

安全な副業かを判断するために、依頼主の以下の情報を中心に確認しましょう。

・法人または個人どちらか ・所在地 ・依頼主の氏名と連絡先 ・今までの取引実績や口コミ ・法人番号を調べて、実在するか確認

依頼主の情報は調べても分からないこともあるので、直接確認することも1つの方法です。怪しい案件でなければ情報は開示してくれるはずなので、問い合わせることで安全な副業か見極めることができるでしょう。

正しい契約書を出してくれるか

契約書を作成してくれるかどうかも怪しい副業を見極めるポイントです。口頭のみで副業内容の説明を受けていると、「事前に口頭で伝えた」と言いつつ、後から不利な条件を押し付けられても確認ができないためです。契約書の交付がない場合は、可能な限りメールやチャットにて情報を残しておくのが安心です。

また、契約書や発注書がないと、納品したにも関わらず期日に入金してもらえないなどのトラブルに巻き込まれる恐れもあります。契約書や発注書の交付に加えて、納品後の入金スケジュールや源泉徴収の有無、課税の有無といった点を説明してくれる副業を選ぶようにしましょう。

誇大広告をしていないか

「登録するだけで○万円稼げる」「誰でも在宅で○万もらえる」といった広告を目にした人もいるでしょう。これらは誇大広告の可能性が高く、副業詐欺かもしれません。

どんなに魅力的な内容だったとしても一度立ち止まり、本当にそのような仕事があるのか冷静に考えてみてください。実際に副業内容を細かく確認してみると、詐欺まがいの副業だったり、誇大広告しているだけで実際はハードワークだったりするかもしれません。

マルチ商法の疑いがないか

検討している副業がマルチ商法でないかも確認が必要です。マルチ商法とは、商品やサービスを契約したあとに自分の家族や友人などを勧誘・加入させ、紹介料やマージンなどの利益を得る仕組みです。実際に稼げるのは一部のみで、借金を抱えてしまったり、大切な家族や知人を勧誘しすぎて人間関係を壊してしまったりするリスクがあります。

マルチ商法の場合、「楽して稼げる」「まずはセミナーに参加してみないか」など目的を伏せて勧誘しているケースがほとんどです。良い条件に映る副業は、マルチ商法の疑いがないか確認するようにしましょう。

先にお金の振込や物品購入を求められていないか

先にお金の振込や物品、教材などの購入を求められる案件は、怪しい副業の可能性があるので注意が必要です。先行投資をすれば必ず半年〜1年後に稼げるという甘い言葉に乗せられて、借金をしてまで先に費用負担してしまう人もいます。

次に紹介する例に該当する案件は詐欺の恐れがあり、副業として選ぶにはリスクがあります。

・案件を受けるための登録費用が必要 ・セミナーなどの講座受講費用が必要 ・投資関連の情報商材を扱う ・案件を受けるための備品購入(パソコンなど)が必要

安全な副業を選ぶためにも、上記のような案件を見つけたら安易に引き受けない方が無難でしょう。