冠婚葬祭などの費用に備えたい、そんな時に選択肢として上がるのが「互助会」と「共済保険」。一見似ているように見えますが、実は仕組みやメリット・デメリットが大きく異なります。
互助会:組合員限定の助け合い
互助会は、農協や生協などの組合員向けに提供されるサービスです。加入者は毎月一定額の掛金を積み立て、必要な時に葬儀や結婚式などのサービスを受けられます。
メリット
組合員限定なので、比較的低い掛金で利用できる
非営利団体が運営しているため、利益追求がない
デメリット
サービス内容が限定されている
解約時の返戻金が少ない
全国のどこでも利用できるとは限らない
共済保険:加入者同士で助け合う保険
共済保険は、互助会と同様に加入者同士で助け合う仕組みですが、保険会社が運営しています。掛金は保険料となり、必要な時に保険金が支払われます。
メリット
サービス内容が充実している
解約時の返戻金が多い
全国どこでも利用できる
デメリット
互助会よりも掛金が高い *営利団体が運営しているため、利益追求がある
どっちを選ぶのが正解?
互助会と共済保険、どちらを選ぶべきかは、それぞれのニーズによって異なります。
掛金を安く抑えたい、組合員限定のサービスで問題ないという場合は、互助会がおすすめです。
より充実したサービス内容を求めている、全国どこでも利用できる保険が良いという場合は、共済保険がおすすめです。 悪質な互助会に注意!
近年、加入者を勧誘するために会員を作るような悪質な互助会も存在しています。加入を検討する際は、以下の点に注意しましょう。
組合員限定のサービスかどうか
経済産業大臣の許可を受けているかどうか
契約内容をよく理解する
まとめ
互助会と共済保険は、それぞれメリット・デメリットがあります。どちらを選ぶべきかは、自身のニーズをよく理解した上で判断することが重要です。