マルチの共済に騙されないで!

一見お得そうに見えて、実は危険なマルチの共済。 今回は、マルチの共済の仕組みと、そのリスクについて解説します。

マルチ共済の仕組み

マルチ共済は、参加者から集めたお金で運営されています。 例えば、100人から月額1000円ずつ集めると、毎月10万円の資金がプールされます。 そして、誰か一人が亡くなった場合、その家族に10万円が支払われます。

一見すると、100人中1人しか亡くならないなら、十分な資金が確保できると考えられますよね。 しかし、実際には以下のようなリスクが存在します。

  1. 損益分岐点がある

共済は、運営者側にも利益が必要です。 そのため、損益分岐点と呼ばれる、運営が成り立つ最低限の参加者数や掛金が存在します。

もし、参加者数が少ない場合や、掛金が低い場合、運営が立ち行かなくなり、支払いが滞る可能性があります。

  1. 免責事項がある

共済には、支払われないケースが定められています。 例えば、地震津波などの災害による死亡は免責事項に含まれていることが多いため、災害で亡くなった場合は、共済金が支払われない可能性があります。

  1. 運用実績が不明

マルチ共済の場合、運用実績が公開されていないことが多いため、資金がどのように運用されているのかが分かりません。

もし、運用がうまくいかず、資金が不足した場合、支払いが滞る可能性があります。

  1. 金融機関ではない

マルチ共済は、金融機関ではないため、金融庁による監査がありません。 そのため、不正な運用が行われていても、発覚しにくいです。

マルチ共済と農協共済の比較

マルチ共済と農協共済を比較してみましょう。

項目 マルチ共済 農協共済 運営 マルチ組織 農協 監査 なし 金融庁 運用実績 公開されていないことが多い 公開されている サービス内容 限定的 充実している 掛金 安い 相場並み

Google スプレッドシートにエクスポート このように、マルチ共済は、農協共済と比べて安全性や透明性に劣ります。

マルチ共済を見抜くポイント

マルチ共済を見抜くには、以下のポイントに注意しましょう。

金融庁の登録がない

運用実績が公開されていない

サービス内容が限定的

高利回りで勧誘する

これらの特徴に当てはまる共済は、避けた方が賢明です。

まとめ

マルチ共済は、一見お得そうに見えて、実は危険な商品です。 加入前に、仕組みをよく理解し、リスクを把握した上で判断するようにしましょう。

参考情報

農協共済: https://www.ja-kyosai.or.jp/

金融庁: https://www.fsa.go.jp/

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