こんにちは。薬剤師の岩本まりこです。
3月も半ばになり、そろそろ新年度の準備を始めている人もいるのではないでしょうか。
進級、進学、入社などが予定されている場合は、環境がガラッと変わるので心身ともにいろんな変化が起こりえますね。
また、ご自身にそのような予定のない方でも、ご家族や職場内の環境が変わる可能性はあるかと思います。
春は季節の変わり目で体が疲れやすい時期ですが、環境の変化があると余計に体調を崩しやすくなります。
また、ただ疲れているだけと思っていても、その裏には病気が隠れていることも・・・。
今回は、体の不調を感じた時の対処方法について書いていきたいと思います。
疲れやだるさを感じた時には
①休養、睡眠
疲れを改善したい時に一番して欲しいことは、休養や睡眠を取ることです。
疲れるということは、それだけ体を必要以上に使ってきて、悲鳴を上げている状態です。
ですから、体を休めるために十分な休養や睡眠を取る必要があります。
②入浴
最近ではシャワーで済ます人も多いかもしれませんが、お風呂に入って体を温めることは大切です。
体を温めると血行がよくなり、老廃物を体の外に出しやすくしてくれます。
また、体を温めることで眠りやすくなります。ヒトは、温まった体の熱を放出する時に眠りの体勢に入っていくのです。
ただし、40℃以上の熱いお湯に浸かると交感神経が興奮してリラックスできません。
38~40℃までのぬるめのお湯に浸かってください。そうすると、副交感神経が働いてリラックスできます。
③マッサージ、ストレッチ
デスクワークなどをされている人は、長時間同じ姿勢を取っていることが多いのではないでしょうか。
その場合、筋肉が凝り固まってしまって、血流が悪くなってしまっています。
マッサージや軽いストレッチをすることで、筋肉の凝りがほぐれ、血行が改善します。
体が温かく感じるようになると思いますよ。
④栄養
疲労回復には、栄養をしっかり摂ることも重要です。
特に、ビタミンB群を摂ると疲労回復に効果的と言われています。
代表的なものは豚肉・レバー・ウナギですが、個人的には卵かけご飯がオススメです!
また、ビタミンをきちんと利用できるようにするために、ミネラルも必要です。
ミネラルを摂るためには、意識的に野菜を食べるようにしてください。
特に、抗酸化作用のあるファイトニュートリエントも摂れるように、できれば濃い色の野菜を食べるようにしましょう。
疲れやだるさが改善しない場合は
これらの対策で全く改善がないようなら、元気に見えても実は病気が隠れているかもしれません。
疲れやだるさを感じる病気の代表的なものを挙げてみます。
①貧血
体内の鉄分が不足すると、ヘモグロビンが減ってしまいます。
ヘモグロビンが減ると、体のすみずみまで酸素が運ばれなくなり、酸素が足りなくなってだるさを感じるようになります。
②急性肝炎
肝臓はかなり悪くなるまで症状が出にくい臓器です。
しかし、急性肝炎の場合は、風邪に似た症状から始まり、高熱・頭痛・ひどい倦怠感・吐き気などが出てきます。
このような症状が1週間ほど続いた後、目や顔の皮膚が黄色くなる症状、いわゆる黄疸が現れます。
女性の場合、閉経の前後10年ほどは女性ホルモンのバランスが急激に変化し、体や心に様々な影響が出ます。
疲れやだるさのほかに、不眠・肩こり・のぼせ・火照り・イライラ・気分の落ち込みなどの症状が出てきます。
最近では、男性の更年期障害も増えてきているようです。
④甲状腺機能低下
甲状腺ホルモンは、体を元気にするホルモンとも言われます。
新陳代謝を活発にしたり、交感神経や心臓の活動を高めたりします。
ですから、この機能が低下するとだるさが出てきます。
男性よりも女性に多く、特に40歳以上の女性に多く見られます。
甲状腺ホルモンは妊娠の維持や子どもの成長に重要なホルモンなので、妊娠を希望される女性はきちんと検査してもらってくださいね。
まとめ
体がだるいという状態は身近にあることなので見過ごしがちですが、まずは自分でできる対処法で早めにリセットしておきましょう。
また、対策を取っても改善しない場合は、病気が隠れている可能性があるので、早めに病院で診てもらうようにしてください。
今は医学も進歩しており、痛い思いや怖い思いをしなくても、たいていのことは血液検査で分かります。
まぁ、採血も少しは痛くて怖いですけどね(笑)
でも、早期発見することで、治せる病気は確実に増えています。
体のことで気になることがある人は、先延ばしにするのではなく、ぜひ早いうちに病院で診てもらうようにしてくださいね!