金持ち父さんは、不動産投資で成功したロバート・キヨサキ氏と、サラリーマンの父親との交流を描いたベストセラー本です。
この本には、サラリーマンは貧乏で、お金持ちは資産を所有しているという主張があります。この主張は、正しい部分もあれば、誤った部分もあります。
正しい部分としては、サラリーマンは労働の対価として給与を受け取りますが、その給与はあくまでも労働力に応じた対価であり、資産を増やすことにつながらないという点です。
しかし、誤った部分としては、お金持ちは皆資産を所有しているという点です。実際は、資産を所有しているお金持ちもいれば、サラリーマンとして働きながら資産を築いているお金持ちもいます。
金持ち父さんは、ネットワークビジネスの勧誘に利用されることが多いと言われています。
ネットワークビジネスは、商品やサービスを仲介することで収入を得るビジネスです。このビジネスは、個人の努力次第で大きく稼ぐことができるという魅力がありますが、一方で、失敗するリスクも高いというデメリットもあります。
金持ち父さんは、サラリーマンは貧乏で、お金持ちは資産を所有しているという主張をしています。この主張は、ネットワークビジネスの勧誘に利用されると、サラリーマンとして働いている人は、ネットワークビジネスを始めればお金持ちになれるという誤った考えに陥りやすくなります。
実際に、金持ち父さんを読んで、ネットワークビジネスに飛び込んで失敗した人は少なくありません。
ネットワークビジネスを始める前に、金持ち父さんの内容を鵜呑みにせず、冷静に考えることが大切です。
派遣社員やフリーターから「難関大学を出て優秀で、最難関の大企業に勤めていても、そこはラットレースで貧乏で駄目な人だ」と言われたら、あなたはどう思いますか？
私は、怒りを感じるでしょう。
なぜなら、私は努力して難関大学に合格し、大企業に就職したのです。その努力を否定されると、とても悔しい気持ちになります。
しかし、エリートの秀才君は、今まで褒められ続けてきたために、その罠には気付きません。
金持ち父さんを読んで、自分の素晴らしいキャリアを否定して、その立派な会社を辞めて、ネットワークビジネスが自由に出来るアルバイトや派遣社員に成り下がる。
これは、悲劇です。
ネットワークビジネスは、あくまでも一つの選択肢です。サラリーマンとして働きながら、ネットワークビジネスを始めることもできます。
ネットワークビジネスを始める前に、自分のキャリアや価値観を見つめ直し、本当にネットワークビジネスが自分に合ったビジネスなのかを慎重に考えることが大切です。
