インフルエンザワクチンは必要なのか?

薬剤師の垣内です。コロナ第二波が叫ばれる季節ですが皆さまお元気ですか?
当初からわたしは申し上げていました。「コロナは風邪、コントロール出来ていたら怖くはない」メディアの影響で恐怖を煽り大きな経済的な打撃を世界中が受けています。
日本も例外ではありません。多くの方が無駄な恐怖により過敏になり過ぎている様に思えてなりません。コロナでの死者は1000人程しかいないのです。この1000人さえ怪しい。他の既往歴があってもコロナ陽性で、死因がコロナと大袈裟にカウントされているのは周知の事実であります。志村けんさんや岡江久美子さんも他の病気がありましたし、最近では直接的死因はコロナではなかったなど報道されていますが。

さあそれに引き換えインフルエンザはいかがでしょうか?
厚生労働省が発表している人口動態統計によると3325人、この年米国ではなんと約10000人の死者が報告されており日本とは人口は2倍の差がある事も加味しても、かなり米国の方が多く死者が出ているのがわかります。
インフルエンザによる死亡者数として発表されるこの数字には2つの種類があります。
1つは、インフルエンザに感染したことによって死亡した人、つまりはインフルエンザが直接的に死の原因となった人です。先ほどの3225人という数値はこれを意味します。
もう1つは、インフルエンザにかかったことによって自分が罹患している慢性疾患が悪化して死亡したというものです。この2つをあわせた死亡率のことを超過死亡概念といい、WHOが提唱しているのですが、この数値が毎年約1万人程度と厚生労働省では発表しています。
つまりインフルエンザは1万人が死ぬのです。コロナは、これと同様な数字で1000人。いかがですか?
インフルエンザ死者 10000人
コロナウィルス死者  1000人
新型コロナウイルスの致死率は、80歳以上では15%くらいと考えられており、全年齢で平均してみても0.1%~4%程度と考えられています。ちなみに季節性のインフルエンザの致死率は0.1%程度、2009年に流行した新型インフルエンザでも0.01%程度とされているため、新型コロナウイルスの致死率は高いということが分かります。
なぜコロナウィルスの死亡率が高いのでしょうか?言われている説は、病状の悪化が急激に起こる、これは免疫の暴走によるサイトカインストームなどが最近わかってきています。もうひとつは医療崩壊です。病気になった時に適切な診断と治療が行われるインフルエンザと比較して高いのは、このあたりもかなり影響していると思うんですね。
つまり医療崩壊が起こらず、適切な治療が行われたらもしかしたら、そんなに死亡率も変わらない可能性もありますね。
年間10000人も死んでしまうインフルエンザですが、その予防については、コロナウィルスもインフルエンザウィルスもコロナウィルスも同じです。
・マスクにより自身が感染していた場合に感染源にならないようにする→マスクによって感染予防についてはわたしは否定的です。
・手洗いうがいの敢行
・むやみに触らない、触ったら口に手を持ってこない
・部屋の乾燥に気を付ける
・睡眠、ストレス、食生活のバランスを整えて免疫力をつける
などが有効ではないでしょうか?そして本題のワクチンは必要か?
ワクチンは有害であるかの情報もネットで良く見かけますが、この情報は科学的では有りません。副作用で子供が泣き止まなかったなどは裁判にて否決されており根拠がありません。
また保存剤としてチメロサールは水銀を用いた保存剤であり、これについてもインフルエンザ以外では既に使われておらず、現在はこれを使わないインフルエンザワクチンも沢山ある。そして水銀は摂取量が多ければもちろん人体に有害であるがワクチンに含まれる量では害はないと考える。ワクチン反対派は効果がない、有害だとの意見の全てに根拠がない所が効果がある効果の方が高いのが事実です。
実際にインフルエンザワクチンでの効果は50%程と言われている。これが高いのか低いのかは個人の意見もあるだろうがこれはわたし個人ではかなり高いと考える。50%は効かないのか?と言われるかもしれない。しかし効果だけではぬく、WHOの調査では、インフルエンザの重症化を防ぐ事も科学的に証明されている。
つまり死亡率の高い、年配者や他の病気の既往歴のある方は断然、予防接種を受けるべきだと数字が証明している。そして健康な人、他の病気が無い人にとっては、それは個人の価値観だと言える。また家に高齢者、既往歴のある人、小さな子供がいる家庭、妊婦、またはその可能性がある方は当然インフルエンザワクチンの接種がおすすめである。
別にわたしは医療機関の回しものでも何でもない訳だが、ネットで検索出来る数字を検証しても明らかである。コロナウィルスのワクチンが世界中で開発競争になっており、このワクチンについての陰謀説が多数あるが、この殆どは科学的ではないと断言出来る。
製薬メーカーは売りたいがための、なんて話はあるが、そりゃ当然製薬メーカーは売れてくれなきゃ困る。それは民主主義である以上、当然の事だ。
しかし、これがかえって有害であるとの話はあまり信憑性はない。コロナウィルスのワクチンについては緊急性があり、十分な治験が行われない可能性は否定できない。安全性が高い事を祈っていると同時に、必要性のある方はワクチン接種はありなのではないだろうか?
世の中には根拠のない陰謀説を唱える輩が多い。その多くは情報弱者であったり、何かを売りたいが為に誇大表現やデタラメな情報発信をしている者だと感じる。
またコロナ騒動に便乗して、あたかもコロナに効果的であるや、免疫力を高めるサプリメントなどを唄う者もいるが、これらは全く根拠のない発言であり、コロナに効くサプリメントなどの宣伝をする者には近付かない、縁を切るのが一番だと確信しているw
何にせよ健康を保つのは重要であり、普段の生活の中で適度な運動を心がけて、睡眠をしっかりと取り、ストレスを軽減し、食生活のバランスを整えるのが基本だと思う。その中で、食生活のバランスが保てない場合はサプリメントを活用するのもひとつだと思う。
しかしながらサプリメントは自身の食生活や、自身の状態によって必要性のある物を最低限取るべきであり、専門家のアドバイス無しに、大量の無意味なサプリメントの摂取はお金の無駄遣い飲みならず時には健康を害してしまう事もある事を気を付けるべきだと考える。
素人のデタラメなアドバイスではなく、専門家がサポートしてくれる所でサプリメントなど口に入れるものは検討した方が断然安くて効果的だと思うので十分注意して、コロナ便乗商法に気を付けて貰いたいと思います。
質問などがあればWEB番組なども開催してますので気軽にご質問下さいね!

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ファスティングと断食

Q&Aにご質問を頂いたので

今回は「ファスティングについて」お話ししたいと思います。

ファスティングと断食の違いは?

ひと言でいうとファスティングを日本語訳すると「断食」で、本来の断食というと、宗教的な意味合いを持つ「修行」の一つです。

断食は以下の大きく2つに分類されます。

① 水以外の物を食さない「完全断食」

② 穀物などの特定食品を食さない or 日中の食事をしない「部分断食」

最近の日本での「ファスティングブーム」では

①の完全断食の要素を持ちつつ、宗教的な意味を含んでいない簡単な食事制限といったイメージとなっているものが多く、「酵素ドリンク」を使用するものが主流となっています。(生フルーツジュース、スムージーを代用する場合もあり)

新しい物では「ジュースクレンズ」という健康法もあり、食事をジュースに置き換える「置き換えダイエット」ではありますが通常の食事をとらないという点ではファスティングと同じ分類になります。

ファスティング・断食の目的

一定の期間、固形物などの食事を摂らないことで胃や腸(消化器官)を休ませ、老廃物が溜まった腸内をすっきりお掃除(腸内環境を整える)し、体内酵素(消化酵素)の無駄使いを辞めるきっかけを作ることが目的です。

日本人の食生活は近年急速に変化をし、欧米化されてお肉など消化に時間がかかるものが増え、胃や腸の負担は想像をはるかに超えています。いろいろな添加物も増え、腸は「過労気味」です。

そんな腸をお休みさせてあげて、本来の働きができる環境を作ってあげましょうというのが「ファスティング・断食」です。

◇そんな人がすればいい?

・最近、だるく、疲れやすいと感じる方

・食後、いつも眠くなる方

・だんだん痩せにくくなってきた方

・便秘気味な方

・肉食中心の食事か好きな方

基本的にどんな人でもOKですが、

持病がある方(特に悪性腫瘍など)は必ず主治医の指導のもと行ってください。

確かに、体質改善ができて症状が好転する方もいらっしゃいます(よく体験談など)が、自己流は危険を伴います。専門家だけでなく必ず医師の指導を受けてください。

ファスティングの方法

① 準備期間・・・ファスティング・断食機関と同じ日数
ファスティングを始める合図を胃や腸におくる)

② ファスティング(断食)期間(固形物は一切口にしない)
お砂糖、お酒、牛乳、コーヒー、紅茶、ジュース、タバコ、飴などは厳禁

③ 回復期間・・・ファスティング・断食機関と同じ日数
(空っぽになった腸に食物を届けるので消化の良い柔らかい物、離乳食のイメージ)

必ず、この手順を守ってください。

ファスティング・断食期間が長くなる場合には筋力低下やエネルギー不足などを予防するために男性では約1500kcal、女性では約1200kcalのエネルギー補給をしてください。

エネルギー&栄養素の不足は生命的に危険を伴うだけでなく、皺、たるみなど美容的にも悲惨な状態に・・・ご注意くださいね。

ファスティング(断食)間違いあるある

① ファスティング(断食)をすれば痩せる!
ファスティング(断食)は胃腸をお休みさせることで「消化酵素の浪費」を減らし、潜在酵素を「代謝酵素」にたくさん使える状態にすることが目的なので、食べ過ぎの方や宿便がどっさり溜まっている方、塩分の摂り過ぎでむくんでいる方は結果的に体重が減ることがあります。

② ファスティング(断食)中は運動してはいけない!
長期間の場合、エネルギーを補給するため体内で脂肪が燃焼します。その時に発生する物質(ケトン体)の血中濃度が高くなり、頭痛などの症状を引き起こすことがあります。
その緩和法に良いのが運動なのですが、普段の70%くらいを目安にしていただくとよいかと思います。頑張り過ぎて疲れて症状がひどくなったと感じた人が「運動はダメ!」と言っているのかも?

注)日頃運動をしていない方が、効果を上げようと急に運動をするのは逆効果です!お散歩くらいにしてくださいね!

③ ファスティングが終わったら好きなものを思いっきり食べても大丈夫!
ファスティング(断食)は確かに腸のお掃除ですが、今までの食生活を繰り返しているとまた同じ状況に戻ります。もともとの意味合いに「修行」という言葉が含まれていることからも、お掃除だけでなく食生活の意識を変えるという意味もあると考えます。

◇ まとめ

ファスティング(断食)は目的をしっかりもって、きちんと方法を守って行うことで、腸内のデトックスができます。

毎日365日働きづめの胃腸に「お休み」を与えてあげてください。安全にファスティング(断食)を行うためには、基礎代謝量と同じエネルギーの摂取、アミノ酸、ビタミン、ミネラルの補給も必須項目です。

いかがでしたか? 一言に「ファスティング」といってもいろんな解釈がありますので、これが正解!!ではありません。

ファスティング = 体質改善」 ですので施術者にはとても重い責任がかかります。正しい知識とバックアップ体制の元行ってくださいね。

最後まで、お読みくださりありがとうございました。

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疲れ

皆さんこんにちは。JCR登録カイロプラクターの彦坂です。

 

本日のテーマは「疲れ」についてです。

この「疲れ」に対しての向き合い方で、人生の大切なテーマのひとつである「健康」を手にすることができるかどうか大きく変わってきます。

 

「疲れ」は決して悪いことではありません。「疲れ」を感じることは大切です。

 

「疲れ」の原因としては、過労や睡眠不足、不規則な生活、気温差や気圧の変化、仕事や人間関係による精神的ストレス、現代型の栄養失調によるエネルギー不足、体の構造的なバランスの崩れなどがあります。

 

「疲れ」とは心と体にストレスがかかっている状態であり、「発熱」や「痛み」と同様に、体が「休みなさい」と警告しているサインです。警報装置がベルを鳴らして自分自身に知らせてくれているのです。

この「疲れ」を甘くみていると、結果的には「病気」につながる可能性があります。

 

現代の問題点は、「疲れ」を一時的に吹き飛ばすものが巷にたくさん溢れていることです。

エナジードリンクや栄養ドリンク、コーヒー、アルコール、痛み止めや湿布薬など、コンビニやドラッグストアで買い物ついでに簡単に手に入ります。

 

体は休みたいと訴えているのに、仕事や家事が忙しくて休めない時、これらの興奮剤の類を使用するということは、警報器のベルのスイッチをただ切っているだけです。

これらの対処は「疲れ」を改善しているわけではなく、単に「疲労感」を吹き飛ばしているだけです。

 

症例をひとつご紹介します。

私の治療院に来院されている患者さんで、コーヒーを一日に10杯を飲んでいて、毎日の晩酌が楽しみという方がいらっしゃいました。ひどく疲れているのに夜はなかなか眠れず、毎朝起きるのがとても辛いのですが、寝起きにコーヒーを飲むと調子がよくなるとおっしゃいます。しかし体の状態はどうかというと、背中や腰が痛く、手足が痺れていて、鎮痛薬を朝・昼・晩と一日3回服用されていて、体中に湿布薬をベタベタに貼られていました。

 

まさに、「疲労感」は飛んでいても、「疲れ」は全く取れていない「慢性疲労」の状態だったのです。 この状態はとても危険で、「突然死」を引き起こす可能性もあります。

 

私の患者さんへのアドバイスは、まずコーヒーとアルコールを飲む頻度を減らすこと、湿布薬を貼るのをやめてもらうことから始めました。すると患者さんは、疲労や倦怠感というものをしっかりと体感するようになり、血液が体を巡るような温かさを感じるようになりました。(人によっては血流の改善で『痛み』が出る場合もありますが、その場合はアイシングなどのケアをして様子をみてください。)倦怠感が2、3日あった後、その後は寝つきがよくなり、熟睡もできるようなり、痛みや痺れは徐々に緩和されていきました。

 

疲労」は思考力や判断力、行動力が低下してきて、様々な反応が鈍くなります。 脳がオーバーヒートしている状態です。考えがまとまらなかったり、アイデアが浮かばず無駄に時間が過ぎたり、うっかりミスやつまずき、ケガが多くなってきたりしたら要注意です。

 

疲れを回復させるために大切な4つのポイントは次のとおりです。ブログでも何度かお伝えしていますが、改めてご紹介します。

 

「栄養」 ・・・ 特にビタミン、ミネラル、タンパク質、良質な油としてオメガ3、
ファイトニュートリエントなどの抗酸化物質を積極的に摂取する。

腸内環境のバランスが崩れているならば、食物繊維やプロバイオティクスなどを摂取する。「疲労感」ではなく「疲労」の改善が期待できます。

 

「体の構造」 ・・・ 骨格や筋肉のバランスを調整する。ストレッチやヨガなども良いでしょう。体の「痛み」がなくても、定期的に専門家の施術を受け、バランスを整えましょう。体の構造的バランスが整うと、良質な睡眠がとれるようになり、内臓の働きも良くなります。
 

「精神面」 ・・・ 人間ですから喜怒哀楽があるのは当たり前です。物事の受け止め方や考え方、欲求充足の考え方などを理解し、実践することが大切です。心が落ち着く書物、音楽なども良いでしょう。散歩や軽い運動でストレス発散も良いです。
 

「環境面」 ・・・生活環境や生活習慣などを見直す。嗜好品(スナック菓子、清涼飲料水、コーヒー、アルコール、たばこなど)の摂取の仕方。髪の毛は洗ったら必ず直ぐに乾かしましょう。冷えて血液の循環が悪くなります。その他、薬を服用する際は使用上の注意を守ることが大事です。
夜21時以降の食事や、寝る直前までスマホやパソコンを使用することを控える。

睡眠時にはリラックスできるアロマの香りを焚いたり、朝起きてから、朝日を浴びることも大切です。

 

疲れに対しての向き合い方について、いくつかご紹介させていただきました。

1日の疲れはその日のうちに取るのが理想です。寝ても疲れが取れないという方は、是非、上記の中のできることから実践してみて、眠りについてください。きっと翌朝の目覚め方が変わってくると思います。是非良い習慣を身につけてくだい。

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強いマッサージは身体に良いの?

こんにちは。
「西洋医学東洋医学のいいとこ取りしちゃえ!」鍼灸&柔整師の松本です。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、テレワークを導入する企業が増える中、実際にテレワークや在宅勤務を行っている20~50代の男女に体の不調について調べたところ、約3割が「肩こり」や「ストレス」「腰痛」などに悩まされていたとする調査結果がでたそうです。

ところでみなさんは、肩こりや腰痛でマッサージを受けたことがありますか?

当院でも、まれに新規の患者さんが「もっと強くマッサージしてほしい」と希望される方がいます。
しかし、当院では原則として強いマッサージはしません。

なぜなら、強いマッサージは、悪化する可能が高いからです。

えっ?そんなバカな!

だって強く押してもらって、よくなった経験があるもん!
なんて聞こえてきそうですが・・・

その理由をお話しする前に、まずは、筋肉の構造について少しお話しますね。

実は、筋肉は筋線維と呼ばれる細い糸状の組織で構成されており、この糸状の線維を筋膜と呼ばれる袋みたいな膜でバラバラにならないように包むような構造になっています。
筋肉に、強い刺激(マッサージ)を加えると、筋組織に傷がつきます。そして、傷ついた筋組織は修復され、その過程で線維化という変化が起こり、より硬い筋肉になり、最悪、筋膜どうしが癒着することになります。こうなると、スムーズな動きが妨げられ、違和感や不快感、コリ感や痛みを感じることになります。

 

つまり、マッサージなどの強い刺激を受け、硬くなった筋肉は、血行が悪くなり、その結果、細胞に酸素や栄養分が行き渡らなくなり、凝りやダルさ、痛みを感じるのです。

なかには、強いマッサージを受けて、楽になったという経験のある方がいると思いますが、
筋肉を強く揉むと、その一瞬だけ血行がよくなり「気持ちいい〜っ!」という反応が起こります。

しかし、その「気持ちいい〜っ!」は、組織が壊れる痛みを、抑えるエンドルフィンという脳内麻薬による現象です。
それで気持ちよく感じるのです。

しかし脳内麻薬というだけに、癖になります。依存です。

そうすると、次回はもっと強い刺激を求めるようになり、その結果、さらに組織は壊れていき、ますます筋肉は硬くなるという負のスパイラルに陥ってしまます。

では何故、筋肉は強いマッサージを受けると硬くなってしまうのでしょうか?

それは、筋肉は強いマッサージを受けると、筋線維が切れて怪我をしている状態になるのです。

怪我をすると、当然、痛みが出ます。

一般的に“揉み返し”“揉み起こし”と言われるマッサージの後に起こる痛み、実は、筋線維の怪我によるものなのです。

このように強いマッサージによって、傷んでしまった筋線維は修復しようとします。
しかし、この修復過程に少し問題が起こります。
身体は、この“切れた筋線維”を修復するために、カルシウムを使います。
わかりやすく言うと、カルシウムを接着剤の代わりにするような感じです。

ただ、こうなると、余分なカルシウムが筋肉に溜まり、さらに筋肉は硬くなってしまうのです。

筋肉が硬くなると血行が悪くなる。
血行が悪くなると、さらに、筋肉は硬くなる。
筋肉が硬くなると、さらに、血行が悪くなる。
血行が悪くなると、さらに、さらに、筋肉は硬くなる。

負のスパイラル、悪循環ですね・・・・。

“強い力で揉むマッサージ”をよく受ける方は、心当たりがあるかもしれませんが、受け始めた頃は、軽い力で揉まれても、気持ちが良く、揉まれている感覚もあったはずです。
それがいつのまにか、強い力で揉んでもらわないと、“揉まれている”という実感がなくなり、もっと強い力で揉んで欲しいと思ったことはありませんか?

上記の内容を読んでいただくと、その理由が納得していただけると思います。

では、どうしたらよいのか?
それは次回に!

幹細胞コスメは良いのか⁉️

最近、良く幹細胞コスメのビジネスを勧誘されただの、幹細胞コスメを勧められているが本当に効果があるのか?など質問が多いので一気に幹細胞コスメを科学的に検証したいと思います。

まず結論から言いますと、『全く効果はない』と言い切れますw

えっ?だってデモンストレーションで顔に塗って貰ったら数分間で顔が上がったもん!
なんて聞こえてきそうですがww同じ事を普通の水道水の水で試してみて下さい。水をつけた手でパタパタと数分間顔を叩く。すると水でも同じ様な効果が出て驚かれるかと思います。
水でも同じw肌を潤わせて、刺激を与えたらどれでも同じ結果になるはずです。そんなものに高いお金を払いますか?手品の様なまやかしのデモンストレーションは科学的根拠は無しです。
まず幹細胞コスメについて話をしたいと思います。これを読んでくれている多くの方が幹細胞コスメは再生医療に使用される幹細胞が含有しており、その幹細胞の効果により、細胞が活性化して若返る奇跡の化粧品だくらいに思っていませんか?
これは全く違います。
幹細胞コスメと再生医療に使用する物とは全くの別物と理解すべきです。
再生医療で利用される幹細胞は体性幹細胞を培養して薬として使用することにより、身全体のエイジングケア、アトピー性皮膚炎、疼痛治療などを行っています。幹細胞には、傷ついた組織の修復や、抗炎症機能、異常な免疫抑制機能などがあると考えられており、幹細胞を増やして体内に戻すことで活性化を図り、上記のようなさまざまな症状の改善を目的としています。
厚生労働省の幹細胞の定義
おおおおー幹細胞コスメやっぱりすごーいなんて思っているあなた!実はあなたが使用している「幹細胞コスメ」には幹細胞は含まれていません。そもそも幹細胞を扱う企業や医療機関には国の認可が必要で、手軽に化粧品に成分として配合することはできません。
知っていましたか?では「幹細胞コスメ」とは何なのか?
幹細胞」とは「幹細胞エキス」のことを指します。これは幹細胞培養上清液と呼ばれる、幹細胞を培養した液体から細胞を取り除いた、培養液の上澄液に過ぎません。
しかしこの上澄には500種に及ぶ有効成分が含まれていてターンオーバーを促してシミやくすみのない肌へ導くEGF(上皮細胞成長因子)や、真皮線維芽細胞に働きかけてハリや弾力をもたらすFGF(線維芽細胞成長因子)など、肌にとって必要な多数の成長因子を含有しています。この幹細胞培養上清液を配合した化粧品が「幹細胞コスメ」なのです。
では効果があるのでは?と思ったあなた!これがまず何%入っていますか?効果がある程含有していないのが実情ですし、この上澄なんですが、ここに添加物である保存材、界面活性剤、油分などが含まれますと全く効果がなくなると言われています。
化粧品としてボトルに入っている時点でそれはもうダメなんですねw
肌にはバリア機能があり、一般的な化粧品はほぼすべて表皮までしか浸透しません。さらに化粧品の基準は「医薬品医療機器等法」に定められており、その作用がどこまでなのかも定められています。肌表面からわずか0.02mmの薄さしかない角質層までの浸透しか表現は許されていないのです。
つまり整理するとこうなります。
・まず幹細胞コスメに幹細胞は入っていない
・殆どの幹細胞培養上澄液は効果のある形では提供出来ない
・そもそも化粧品の法律上、言っている事、表現が法律違反である
・デモンストレーションは嘘である
いかがですか?こんな物に高いお金を出す必要性がありますか?勿論、化粧品としての保湿効果はあるかもしれませんね?しかし保湿ならもっと安くて効果的なものは幾らでもあるのではないでしょうか?
本物の幹細胞パワーを感じたい方は医療機関に行って専門家の治療を受けるのが一番だと考えます。金額が高いと言う方も、実際に値段を比較してみて下さい。効果が全く無いまやかしの物に相当な高額の料金を払うなら、そんなに金額は変わらないと思いますよ。
まっ実はほとんどの美容クリニックでさえ、本物の幹細胞など使ってもいないのですが。。。この辺りはまた今度。
IPS細胞で山中教授がノーベル賞を受賞し、再生医療が注目を浴びました。それに便乗する形で竹の子の様に幹細胞コスメが出てきて、かなりの高額製品の勧誘などの話を聞きますが、全くの別物である事を認識すべきですね。
個人的な意見として言えば、シワがあったって良いじゃない?しっかりと潤い清潔感のある肌で、歳を重ねるごとにシワがあったってそれも含めて美しい人は美しいの。年相応の美しさを楽しんで欲しいと思います。
皆様からの質問を募集しております。科学的な見解でお答えしたいと思います。

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猛暑の後はご用心!とっても怖い「クーラー病」

食いしん坊「まみぃ院長」こと、
鍼灸師柔道整復師
おんぷくセラピストの加賀宇康代です。

今年の夏は・・本当に暑かったですね!
記録的な「暑さ」のおかげで、ほぼ毎日クーラーのお世話になりました。

私と同じように「クーラーが手放せなくなった!!」そんな方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな夏におこる「クーラー病」についてお話いたします。

夏の終わりごろから、患者様がよくおっしゃる症状

・身体がだるい、倦怠感
・足・顔などがむくむ
・食欲が落ちる&おなかを壊す(下痢や腹痛)
・頭痛、肩こり、足がつる
・寝つきが悪く、目覚めも悪い

これは、からだの冷えによる「自律神経の不調」の症状です。

自律神経は体温や発汗などをコントロールしていることはご存じですね!

夏になると体内での発熱を抑制し、血管を拡張させて熱を外に逃がしています(汗をかく)が、エアコンなどの普及によって屋外以外では常に快適な温度に調整され、室内外の温度差にカラダが適応できない人が増加しています。

特に今年は長期間にわたる「自粛要請」や「長雨」で、ステイホーム時間が長くなり「汗」をかく準備ができないまま猛暑に突入しました。

自律神経はとてもデリケートな性質を持っていて
外出先で「発汗」、帰宅などエアコンで冷やさせた空間で「クールダウン」を繰り返していると・・誤動作を起こしてしまいます。たとえば

例)自宅で家事(洗濯を干すなど)「発汗」→一息ついて冷たい飲み物
→買い物で外出「発汗」→スーパーに到着「クールダウン」
→帰り道「発汗」→帰宅「クールダウン」

これだけ見てもかなりの「発汗」&「クールダウン」を繰り返していますよね男性場合もも同じですね、通勤&職場、職場からお得意先などなど

「発汗」&「クールダウン」を繰り返すと自律神経は変化に対応できなくなりバランスを崩してさまざまな症状が現れます。

私が患者様にいつもアドバイスしていることは、
「まず、おなかを温めてください」
そうです!「おんぷく(温腹)」

現代社会で外出しない、エアコンを使用しないということは不可能ですので、その他でできることを探して、コツコツと対応するしかありません。

なので私は、

1.汗をかいたらまず「水分&ミネラル補給」できれば常温で!
冷たい飲み物は美味しいですよね~・・わかりますが・・(´・ω・`)

2.シャワーではなく湯船につかる!
ぬるめのお湯に香りをつけてゆっくり浸かって欲しいです。

3.汗をかいたら早めの着替えを!
汗が引いていくときに体温も一緒に奪っていきます。

4.なるべくからだを冷やさない食事を食べる!
東洋医学では、からだを温める食べ物を「陽」の食べ物、からだを冷やす食べ物を「陰」の食べ物と区別しています。

・冷たい食べ物や飲み物
炭酸飲料・アイスクリーム・かき氷・ざるそば・冷麺など

じつは・・・緑茶・豆乳・コーヒー・紅茶なども漢方では温めて飲んでもからだを冷やす作用がある食材と言われています。

 

あ!!忘れていました・・・夏に冷たい物を摂りすぎると

「秋に髪の毛が抜ける!!」 (/・ω・)/

気を付けてくださいね・・・。

5.そんなことを言われても無理!という方は・・・
サプリメント等でビタミンとミネラルの補給をしてくださいませ!

6.それも無理!という方は、あまりお勧めはできませんが、お医者様に診察してもらって「安定剤」を服用する・・・か・・・。

もちろん、とても症状がつらい方はお薬に助けを求めてくださってOK!ただ根本的な改善がなされないまま「お薬」に頼るのはご注意くださいね。

人間には自然治癒力(免疫)が備わっています。その自然治癒力(免疫)が最大限に活かされる環境があるからこそ、お薬の効き目があると思いませんか?
私自身はできることなら、自分のからだと向き合って、対話して自然に近い状態で健康を維持していきたいと願っています。

もちろん!状況に合わせて頭痛薬も風邪薬も使っています!
なぜならば、お薬にはお薬の役目があり、自然治癒力にも限界があるからです。やれることは精一杯がんばって、足りないところは西洋医学のお世話になる!そんな感じです。

この時代は情報が溢れ、同じ内容で検索しても正反対の意見が並ぶこともあります。そんな時には

あなたはどんな風に生きていきたいですか?

どんな老後を考えていますか?

その理想に近づくために「今」できることは何ですか?

この答えを基本にして探していけば迷わずに行動ができるようになると思いませんか?「今」何をしたらいいのかわからな~い!!と感じている方のお役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

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基礎代謝を上げて太りにくく、痩せやすい体質を作る

ダイエットは食事が7割
こんにちは。
鍼灸&柔整師 松本」です。

前回のブログから、ダイエットを普段とは違う方向からお伝えしています。
前回は、脂肪についてお伝えしましたが、今回は、その脂肪の燃やし方、つまり基礎代謝を上げて痩せる方法について、鍼灸師柔道整復師の立場で、お伝えできればと思います。

代謝は痩せるために非常に大事です。

しかし多くの方が、代謝を勘違いしてしまって、うまくいっていない方が多いようです。
毎日運動しているのに痩せなかったり、食事コントロールしているのに体重が落ちない、リバウンドばっかりしているなど。

今回の「代謝」についてしっかり理解していただければ、今よりも効率的に痩せるサポートになると思います。

 

【1】代謝について
まず、基礎代謝を自分の消費カロリーだと思っている方が多く、このような方は、カロリー不足で痩せなくなるし、リバウンドもしやすくなります。
そうならないために、代謝について理解が必要です。 

代謝には、基礎代謝、食事誘発性熱産生、活動代謝の3種類あります。

基礎代謝とは、私たちが生きていくのに必要最低限のエネルギー(代謝)で、相当するエネルギー量は、女性で約1,200kcal、男性で約1,500kcalとされています。
その消費量は、主に肝臓、脳、骨格筋で、全体の約60%以上を占めるとされています。

食事誘発性熱産生とは、食事をした後に安静にしていても代謝が増大する
食事に伴う代謝で、全体の約10〜15%を占めます。

活動代謝とは、日常生活での動作や、運動やトレーニングをしたりして使われる代謝で、全体の25〜30%を占めます。

 

基礎代謝(約60%)
② 食事誘発性熱産生(約10〜15%)
③ 活動代謝(約25〜30%)
 

 

 

【2】代謝を上げて痩せる方法

ポイントとなるのが、基礎代謝と食事誘発性熱産生で、この2つ合わせると、代謝全体の70〜75%になります。
活動代謝は、運動をしたり、筋トレをしたりする時間が必要になります。
しかし、基礎代謝と食事誘発性熱産生については、生きているだけで、食事して消化されるだけで消費されるので、自分の時間は使わない。
つまり、基礎代謝と食事誘発性熱産生は、自分の時間を一切使わずに、代謝の消費を大きくしていくことができるようになる。
しかも代謝全体の70%以上にもなる。
そのうえで、余裕があれば自分の時間を使って、運動すること(活動代謝)でさらなる代謝の消費を増やすことが出来るようになります。 

では、いかにしてこの基礎代謝と食事誘発性熱産生を大きくしていくか?
ポイントは3つあります。

代謝を上げて痩せるポイント①】タンパク質を摂る

身体の様々な組織を構成しているタンパク質は最も重要で、基礎代謝の約半分が内臓による代謝で、その内臓は筋肉でできていて、内臓が動くことによって代謝されていきます。
この内臓の動きは、自分が意識してコントロールしているわけではないので、自分の時間を使わない(勝手に消費される)のです。
だから内臓を構成しているタンパク質を摂ることで、内臓の動きを活発にして、基礎代謝を底上げしていくことが出来るようになるのです。

なので一番簡単なのが、しっかりと毎食タンパク質を摂取していくことで、最低限20g(お肉約100g、卵3個半くらい)以上は1食で摂ってみてください。
1日のタンパク質摂取量の目安は、自分の体重(㎏)×1〜1.5gです。
体重60kgの方なら、60kg×1~1.5=60~90gです。
日本人の多くは、タンパク質の摂取が少ないく、内臓の動きが悪いといわれていて、しっかりとタンパク質を摂り、基礎代謝の半分を占める内臓の動きを良くすることで、基礎代謝が底上げされるんです。

また3大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)のうち、タンパク質だけが食事誘発性熱産生を大きく上げることが出来るそうです。
つまり、私たちの代謝の約75%が、タンパク質を意識して摂取するだけで底上げされる、しかも自分の時間を使わずに。
つまりは、太りにくく痩せやすい身体・体質が手に入るようになります。
なのでタンパク質の摂取は必須なのです。

代謝を上げて痩せるポイント②】水分の摂取

目標は1日3ℓ(最低2ℓ)。
水分を取ることによって血行が良くなる。
私たちの身体の細胞は生まれ変わります。
身体の60%以上を占める水分も入れ替わるので、常に水分補給し、身体をどんどん綺麗にしていくことが重要です。
そうすれば、血行も良くなって、栄養も運べるようになり、不必要な老廃物を排出できるようになり、よりスムーズに細胞の入れ替わりが進むようになります。
なので疲れがとれやすくなったりします。
ということは、どんどん消費しやすい、健康的な状態になる。
代謝を上げるのに根本的な考え方は健康になること。
健康的になるために水を飲むのだから、しっかりと水分補給が大事です。

代謝を上げて痩せるポイント③】よく噛んで食べる(1口30回が目安)

食事誘発性熱産生として、よく噛んで食べた場合と意識せずに食べた場合とでは、年間1.5kgくらいの体脂肪分の代謝が増えるそうです。

みなさんにとって魅力的なダイエットとは、常に理想的な体型でいたい、太りにくくて痩せやすい身体を手に入れる方法ではないでしょうか?
そのために、年間1.5kg分の消費はとても大きいとは思いませんか?
それは、よく噛むだけでいいんです。簡単なことです。

 

【まとめ】

基礎代謝を上げて痩せる方法として、3つのポイント
タンパク質をしっかり摂取する、水分を摂る、そしてよく噛む。
この3つを守ることで、太りにくく痩せやすい身体ができあがります。 

ただ私は、普段の食事だけで、1日のタンパク質摂取量の目安を摂ることが難しい時は、プロテインで不足分を補給しています。
水分補給にしても、1度にたくさんの水を飲むのは難しいので、いつでも手の届くところに水の入ったペットボトルを用意しておき、こまめに飲んでいます。
そして私にとって一番難しいのは、よく噛むことです。
私は早食いなので、あまり噛まずに飲み込むように食べます(飲みますかも?)。
しかし健康な身体づくりのためにも出来るだけ意識して、よく噛むを継続していきたいと思います。

みなさんは、どうでしたか?
この3つのポイントをやってみるだけで、全く今と同じ生活をしていても、より痩せやすくなりますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

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